「前・阪神」と「元・北海道日本ハム」の2人がMLBで「勝利の方程式」を形成。計5ホールド&1セーブ
日本プロ野球を経験した2人が、トロント・ブルージェイズで「勝利の方程式」を形成している。2016年に北海道日本ハムファイターズで投げたアンソニー・バス(登録名はバース)と、2016年から昨シーズンまで阪神タイガースにいたラファエル・ドリスだ。
7月24日の開幕戦は、バスが3番手、ドリスが4番手として登板し、計2.1イニングを投げて、クローザーのケン・ジャイルズにつないだ。26日は順序が入れ替わり、7回裏からドリスとバスが1イニングずつを投げ、ジャイルズへ。この試合はジャイルズが締めくくれず、ブルージェイズは10回裏にサヨナラ負けを喫したが、ドリスとバスは2登板続けてホールドを記録した。ドリスは2試合とも1点を取られたものの、バスとともにリードを保った。
そして、27日は、ジャイルズが前腕を痛めて故障者リストに入ったことに伴い、ドリスが8回裏、バスは9回裏に登板した。どちらも、無失点。ドリスは3登板連続ホールドを記録し、バスはセーブを挙げた。ここまでは、それぞれ3試合に登板し、ドリスは自責点1(防御率3.00)、バスは失点ゼロ。しばらくは、このリレーが続きそうな気配だ。
一方、26日の10回裏にメジャーデビューした山口俊は、タイブレイクの無死二塁から、四球を与え、三塁打を打たれた。1アウトも記録できないまま、山口にはセーブ失敗――登板時に1点リードしていた――と黒星がついた。まだ1登板とはいえ、次のマウンドには「モップアップ(敗戦処理)」として上がることになるかもしれない。