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親子合わせて300勝◆投手が1試合にホームランを3本打つ◆両チームに背番号…【5月13日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
ランディ・ジョンソン(左)とメル・ストットルマイヤー Feb 20, 2005(写真:ロイター/アフロ)

◆2000年5月13日

アリゾナ・ダイヤモンドバックスのトッド・ストットルマイヤーが、136勝目を挙げ、164勝の父メルと合わせて親子300勝に到達する。親子の合計白星が2番目に多いのは、ディジースティーブ・トラウトの258勝(170勝&88勝)。トッドはさらに2勝を積み上げ、親子302勝とした。メルの長男でトッドの兄、メルJr.もメジャーリーグで投げたが、こちらは13登板で0勝1敗に終わった。父と息子2人は、いずれも右投手。息子たちがプロ入りした時のドラフト順位は、2人とも全体3位。兄は1985年1月、弟は同年6月。もっとも、弟は1月のドラフトで兄に先んじ、全体1位で指名された。

◆1942年5月13日

ボストン・ブレーブスのジム・トービンが、9イニングを投げてホームランを1本打たれるも、打席に4度立ってホームランを3本打つ。ナ・リーグとア・リーグにおいて、投手による1試合3本塁打は、後にも先にも他に皆無。アメリカン・アソシエーションでは、1886年8月15日にルイビス・コロネルズのガイ・ヘックラーが3本塁打(いずれもランニング本塁打)を記録している。トービンのホームランは3本ともフェンスをオーバーし、投げては5失点(自責点3)ながら勝利投手に。この前日、トービンは代打として起用され、ホームランを打った。通算17本塁打、105勝。

◆1929年5月13日

ユニフォームに背番号の記されたチーム同士が、史上初めて試合を行う。クリーブランド・インディアンズが4対3でニューヨーク・ヤンキースを下した。それぞれのチームで4番打者として出場した、背番号「4」のジョー・スーウェルルー・ゲーリッグは、1931~33年にヤンキースでチームメイトとしてプレーした。ゲーリッグは1939年、スーウェルは1977年に殿堂入り。

 5月12日のMLBは、こちら。

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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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