試合中におっぱいを見せて「永久追放」となった女性たちの目的は!?
ワールドシリーズ第5戦の観客2人が、MLBから「永久追放」の処分を科された。彼女たちがツイッターに掲載したMLBの手紙には、こうある。「試合中、あなたたちはビジネスのプロモートを目的として7回に自身を露出させ、ファン・コードに違反した。(中略)。これにより、MLBの球場と施設に出入りすることを禁じる、無期限に」
7回裏、打席にライアン・ジマーマン(ワシントン・ナショナルズ)、マウンドにはゲリット・コール(ヒューストン・アストロズ)がいた時のことだ。2死走者なし、カウントは3-2だった。ホームプレートの後方、一塁寄りの前から2列目にいた女性2人が、黄色いTシャツをたくし上げ、胸を露出させた。どちらも、ブラジャーは着用していなかった。この場面は、テレビでも放映された。
それぞれのツイッターによると、彼女たちの名前は、ジュリア・ローズとローレン・サマーという。2人ともモデルだ。ローズはSHAGMAGというデジタル・マガジンを立ち上げ、サマーも役員として名を連ねている。MLBが記した「ビジネスのプロモートを目的として」は、このマガジンと自身を知らしめようとしたということだろう。つまり、売名行為だ。
一方、彼女たちは、マガジンの宣伝だけなく、乳癌の啓発運動でもあったと主張している。ただ、たとえそれが真実であったとしても、手段が適切であったかどうかには、大いに疑問が残る。
彼女たちのこういった行動は、これが初めてではない。ツイッターやインスタグラムには、上半身裸でジェットコースターに乗る姿――胸は腕で覆っている――などがアップされている。
なお、この試合の観客のなかには、ドナルド・トランプ大統領もいた。