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ポストシーズン通算15本塁打はベーブ・ルースと並び、歴代トップ10まであと1本

宇根夏樹ベースボール・ライター
ジョージ・スプリンガー(ヒューストン・アストロズ)Oct 27, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ワールドシリーズ第5戦の9回表、ジョージ・スプリンガー(ヒューストン・アストロズ)は、ポストシーズン通算15本目のホームランを打った(写真)。

 これは、ベーブ・ルースらと並び、歴代11位に位置する。あと1本打つと、トップ10入りだ。ランキングの10位には、2年前にワールドシリーズ優勝をともに味わった、カルロス・ベルトランがいる。

 また、このホームランにより、スプリンガーはワールドシリーズ通算本塁打のトップ10にランクインした。2シリーズの計12試合で7本。2年前の第4戦~第7戦と今年の第1戦は、ワールドシリーズ5試合連続本塁打だ。こちらは、4試合連続で並んでいたルー・ゲーリッグレジー・ジャクソンを抜き去り、最長記録を樹立した。

筆者作成
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 今年、スプリンガーがポストシーズン通算本塁打のトップ10に入るチャンスは、あと1試合しかないかもしれない。アストロズは2連敗から3連勝し、2年ぶり2度目のワールドシリーズ優勝に王手をかけている。あるいは、16本目のホームランを打ち、スプリンガー自身がシリーズを6試合で終わらせることもありそうだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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