ヤンキースのGMが銃口を向けられる。相手は犯罪者ではなく…警察官
8月9日、ニューヨーク・ヤンキースのGM、ブライアン・キャッシュマンが銃口を向けられた。犯罪に巻き込まれたのではなく、相手は警察官だ。
NBCニューヨークとニューヨーク・ディリー・ニューズが報じた記事によると、経緯はこうだ。キャッシュマンは8月3日に、愛車のジープ・ラングラーを盗まれた。その後、車は発見されたが、ニューヨーク警察はこの車を盗難車リストから削除していなかった。この日、この地域では、男が拳銃を振りかざす事件が発生。その男の風貌と車は、キャッシュマンと彼の車に似ていたという。そのため、車を運転していたキャッシュマンが止められ「車から降りて、両手を上げろ」と命じられた。
警察官のボディ・カム――身体に装着したビデオ――の映像には、Tシャツと短パンを着てサングラスをかけたキャッシュマンが、頭の後ろで両手を組んでいる姿とともに、手前にはその警察官がキャッシュマンに向けた拳銃も映っている。
幸いにも、疑いはすぐに晴れ、大事には至らなかった。キャッシュマンが落ち着いていたのが、よかったようだ。警察官に「見覚えがあるんだけど」と言われ、キャッシュマンは「私はニューヨーク・ヤンキースのGMだ」と答えたという。
この2日後には、かつてキャッシュマンが契約に関わった元メジャーリーガーも、車にまつわるアクシデントに遭遇した。サンフランシスコで、アレックス・ロドリゲスがレンタカーのSUVを盗まれた。こちらは、サンフランシスコ・クロニクルが報じている(記事が出たのは、キャッシュマンの件よりも先だった)。A-RODにとってはそれほど痛くはないのかもしれないが、車内に置いてあった宝石やコンピューターなどを合わせると、被害総額は50万ドルに上るという。