６月10日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの３人、ジャロッド・ダイソン、ケテル・マーテイ、デビッド・ペラルタが、試合開始から３者連続ホームランを記録した。先日、「史上９度目の「４者連続ホームラン」。菊池雄星が３人に続けて打たれた翌日に」で書いたとおり、６月８日はロサンゼルス・エンジェルスの３人、６月９日はワシントン・ナショナルズの４人が、試合開始からではないものの、続けてホームランを打っている。スタッツ社によると、３者以上の連続ホームランが３日続くのは、史上初だという。

　Ｄバックスの３者連続ホームランで幕を開けた試合は、その後もアーチが飛び交った。Ｄバックスのホームランは８本を数え、球団記録を２本更新した。対戦したフィラデルフィア・フィリーズも５本（こちらの球団記録は７本）。両チーム合わせて13本のホームランは、１試合の新記録だ。加えて、８回裏にニック・ウィリアムズ（フィリーズ）が放った一打は、ホームランと判定された後、リプレーによって二塁打となった。試合は、13対８でＤバックスがフィリーズを下した。

　これまで、１試合の最多ホームランは12本だった。1995年５月28日のシカゴ・ホワイトソックス（５本）対デトロイト・タイガース（７本）と、2002年７月２日のタイガース（６本）対ホワイトソックス（６本）で記録された。

　なお、計13本のホームランを打った10人（３人が２本ずつ）のうち、Ｄバックスのダイソンとマーテイ、フィリーズのジーン・セグーラとジェイ・ブルースの４人は、いずれもシアトル・マリナーズから現在のチームへ移籍した。また、Ｄバックスのペラルタとイルデマーロ・バーガスは、２人ともメジャーデビューする前にセントルイス・カーディナルスから解雇されている。