ヤンキースに加入した左腕が打ち立てた、ベーブ・ルース以来の記録

J.A.ハップ(ニューヨーク・ヤンキース)Aug 19, 2018(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 J.A.ハップ(ニューヨーク・ヤンキース)が、ベーブ・ルースに並んだ。7月26日にトロント・ブルージェイズから移籍したハップは、7月29日から8月25日までに5先発し、5勝0敗、防御率2.37を記録した。スタッツ社によると、ヤンキースのユニフォームを着て投げた最初の5試合とも白星を挙げた左投手は、ベーブ・ルース以来だという。

 ルースが二刀流選手として活躍したのは、ボストン・レッドソックス時代だ。1919年のオフにヤンキースへ移って――後に言う「バンビーノの呪い」の始まり――からの登板は、5試合にとどまる。1920年に1先発、1921年に1先発&1救援、1930年と1933年に1先発ずつ。この5登板の防御率は5.52ながら、ルースはいずれの試合でも勝利投手となった。

 また、イライアス・スポーツ・ビューローによれば、ヤンキースにおける最初の5試合とも先発&白星は、1955年のボブ・タ―リー以来だという。タ―リーは右投手だ。1954年11月にボルティモア・オリオールズから移籍した。ちなみに、このトレードは史上最多の17選手が動き、中心選手はタ―リーだったが、2年後のワールドシリーズで完全試合を演じるドン・ラーセンもヤンキースへ移った。

 イライアス・スポーツ・ビューローはこの他に、ヤンキースで最初の5先発とも白星を挙げた投手は、1970~72年のロブ・ガードナー以来と謳っている。1969年6月にクリーブランド・インディアンズから移籍したガードナーは、ハップと同じ左投手だが、5登板続けて先発したわけではない。その間にヤンキースで救援として7試合に投げたのに加え、オークランド・アスレティックスで1先発&3救援を記録している(計11登板とも勝敗はつかず)。1971年4月にヤンキースからアスレティックスへトレードされ、翌月に再びトレードでヤンキースへ戻った。

 ルースは5連勝後、他のチームでも投げていない。タ―リーは最初の5試合に続き、6試合目も完投したが、敗戦投手となった。ガードナーは次の白星を挙げるまでに、救援と先発のどちらでも黒星を喫した。ハップは8月31日に、ホームでデトロイト・タイガースを相手に投げる予定だ。