史上最多タイの7併殺は、新記録のチャンスもあった!?

ベン・ゾブリスト(左)とフランシスコ・セベリ Aug 17, 2018(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月17日、シカゴ・カブスがピッツバーグ・パイレーツを相手に、7度の併殺を完成させた。

 イライアス・スポーツ・ビューローによると、1900年以降、9イニング以内の試合で1チーム7併殺は3度目だという。1度目の1942年8月14日は、完成させたのがニューヨーク・ヤンキースで、仕留められたのはフィラデルフィア・アスレティックス。2度目の1969年5月4日は、それぞれヒューストン・アストロズとサンフランシスコ・ジャイアンツだ。

筆者作成
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 この3試合のなかで、8併殺となる可能性は、今回が最も高かった。1942年の場合、2回裏は3者凡退で、4回裏は無死一塁となったものの、次の打者が打つ前に走者が盗塁を試みて刺され、併殺の機会は消えた。1969年は機会がまったくなかった。2回表は最初の2人が続けてアウトになり、6回表は3者凡退だった。

 それに対し、今回は5回裏こそ3者凡退ながら、4回裏は併殺の機会が何度も訪れた。「1死一塁」と「1死一、二塁」に加え、打者が三振した際に二塁走者が盗塁を試みたので、これを刺していれば併殺になっていた。

 なお、カブスはこの試合でもう一つ、前日の試合と併せて、珍しい記録を作った。スタッツ社によると、2試合続けてソロ本塁打による1点だけで勝ったのは、4度目だという。ただ、1度目は1960年のデトロイト・タイガース(5月10、11日)、2度目は1964年のロサンゼルス・エンジェルス(7月15、17日)だが、3度目は今シーズン、サンフランシスコ・ジャイアンツが開幕戦と次の試合で記録している。