昨夏はダルビッシュ、今夏はマチャド……。オールスターに選ばれ、その夏にトレードで移籍した選手たち
昨夏のダルビッシュ有(現シカゴ・カブス)や今夏のマニー・マチャド(現ロサンゼルス・ドジャース)のように、オールスター・ゲームに選ばれ、その夏にトレードで移籍した選手は、毎年何人くらいいるのだろうか。
調べたところ、過去10年の人数はグラフのとおりだった。近年は増加傾向にある。なお、オールスター・ゲームの前に移籍した選手は、ここには含めていない。
ダルビッシュ、マチャドと2年続けて大物を獲得したドジャースは、「二匹目のドジョウならぬドジャース!? 東海岸から「大物マニー」を獲得したのは、10年前の夏と同じ」で書いたとおり、2008年の夏にマニー・ラミレスを手に入れた。
特殊な例としては、ヨエニス・セスペデス(現ニューヨーク・メッツ)とジョン・レスター(現カブス)が、2014年の夏に同じトレードで入れ替わっている。セスペデスがオークランド・アスレティックスからボストン・レッドソックス、レスターはレッドソックスからアスレティックスへ移った。
また、2016年のドルー・ポメランツ(現レッドソックス)は、今夏のマチャドと同じように、移籍前の球団のユニフォームで最後にプレーしたのが、公式戦ではなくオールスター・ゲームとなった。ポメランツはサンディエゴ・パドレスのユニフォームを着てオールスター・ゲームで投げ、その2日後にレッドソックスへトレードされた。
今夏も、オールスター・ゲームのメンバーから、マチャドに続いて移籍する選手は出てきそうだ。投手はジェイコブ・デグローム(メッツ)、J.A.ハップ(トロント・ブルージェイズ)、ブラッド・ハンド(パドレス)、野手はホゼ・アブレイユ(シカゴ・ホワイトソックス)、J.T.リアルミュート(マイアミ・マーリンズ)、スクーター・ジネット(シンシナティ・レッズ)ら、候補は少なくない。