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ジャイアンツの栄光に「ジョージア州出身の捕手」は不可欠!? 今年のドラフト全体2位とポージーの共通点

宇根夏樹ベースボール・ライター
B.ポージー(左)とM.バムガーナー OCTOBER 29, 2014(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月4日に始まったドラフトで、全体2位の指名権を持つサンフランシスコ・ジャイアンツは、大学生捕手のジョーイ・バートを選んだ。ジャイアンツが1巡目に捕手を指名するのは、2008年のバスター・ポージー(全体5位)以来10年ぶりのことだ。

 ポージーはフロリダ州立大、バートはジョージア工科大だが、2人ともジョージア州で生まれ、ジョージア州の高校に通った。

 ポージーは2009年にメジャーデビューし、2010年に新人王、2012年にMVPを受賞した。ジャイアンツのワールドチャンピオンは、サンフランシスコに移ってから3度(2010、2012、2014年)。その中心には、いつもポージーがいた。ディビジョン・シリーズ敗退の2016年を含め、ジャイアンツは2010年以降にポストシーズンで53試合を戦い、ポージーはその全試合でスタメンマスクをかぶった。

 ポージーは今シーズンも、正捕手を務めるだけでなく、シュアな打撃も披露している。9年1億6700万ドルの契約は、2021年まで残っている(2022年は球団オプション)。ただ、31歳の年齢とポジションを考えると、同じジョージア州出身というのは偶然にしても、ジャイアンツがポージーの後継者を探し始めてもおかしくない時期に来ている。

 ポージーとバートの間に、ジャイアンツから指名された捕手は41人いて、29人が入団、3人がメジャーデビューした。2009年2巡目・全体55位のトミー・ジョセフ(現テキサス・レンジャーズ)は一塁手となり、2011年2巡目・全体86位のアンドルー・スーサック(現ボルティモア・オリオールズ)と2012年10巡目・全体328位のトレバー・ブラウン(ジャイアンツ)は捕手のままだが、現在は3人ともマイナーリーグにいる。なお、3人はいずれも、ジョージア州の出身ではない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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