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平昌五輪で金メダルを獲得した男子カーリング・チームが、始球式に登場。マリオだけは他の4人と違い…

宇根夏樹ベースボール・ライター
中央がジョン・シュースター、右がマット・ハミルトン Feb 24, 2018(写真:ロイター/アフロ)

 4月5日、ミネソタ・ツインズのホーム開幕戦で、平昌五輪の金メダリスト、U.S.男子カーリング・チームの5人が始球式を行った。マリオに似ているマット・ハミルトンの出身地はウィスコンシン州だが、他の4人はミネソタ州だ。

 オリンピックに際し、NBCスポーツが出場メンバーを紹介したページによると、スキップのジョン・シュースターはツインズの大ファンで、ツインズが1991年にワールドシリーズ第7戦を制した時は、メトロドームで観戦していたという。計算すると、当時のシュースターは8歳。きっと、ツインズ・ファンの一家だったのだろう。ツインズは2009年までメトロドームを本拠地としていて、翌年から現在のターゲット・フィールドへ移った。

 彼らはマウンド付近に一列に並び、4人は普通にボールを投げた。ただ、ハミルトンは違った。カーリングのストーンのように、下手からボールを転がした。なかには大暴投もあったが、さすがにハミルトンの「投球」は正確だった。めざす相手に向かって、一直線に進んでいった。

 この日、ツインズは4対2でシアトル・マリナーズを下した。4月6日は試合がなく、両チームは7日と8日に対戦する。カーリング・チームの5人はブラシを持ってきていなかったが、ツインズはマリナーズをスウィープできるだろうか。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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