現役最年長の44歳右腕が解雇。ただ、イチローが代わって最年長となる可能性は低そう

バートロ・コローン Aug 20, 2017(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 3月24日、テキサス・レンジャーズがバートロ・コローンを解雇した。

 コローンは5月に45歳を迎える。このまま選手生活を終えれば、過去2年にわたって保持した「現役最年長」の称号は、5ヵ月遅く生まれたイチロー(シアトル・マリナーズ)に引き継がれる。イチローは2年続けてコローンに次ぎ、野手では最年長だった。

 けれども、そうはならない可能性の方が高い。レンジャーズはコローンと再契約するつもりのようだ。

 レンジャーズは2月4日に、マイナーリーグ契約でコローンを入団させた。サービスタイム換算でメジャーリーグに6年以上在籍し、前年のシーズンが終わった時点で40人ロースターか60日間の故障者リストにいた選手とマイナーリーグ契約を交わした場合、開幕時の25人ロースターに入れずにマイナーリーグでプレーさせるには、10万ドルの保有ボーナスを支払う必要がある。コローンはこれに当てはまるので、レンジャーズはその前に解雇し、ボーナスを回避したというわけだ。今年の期限は3月24日だった。

 2013年には、クリーブランド・インディアンズが松坂大輔(現・中日ドラゴンズ)に対してそうしている。インディアンズは3月24日に松坂を解雇し、2日後に再びマイナーリーグ契約を結んだ。

 また、コローンのマイナーリーグ契約には、メジャーリーグへ昇格すれば年俸175万ドルという項目が付帯していた。レンジャーズはコローンの代理人と交渉し、金額を下げる意向だと思われる。

 3月29日の開幕戦から、レンジャーズは14日続けて試合を行う。ところが、先発投手は4人しか揃っておらず、開幕5試合目の4月2日には早くも足りなくなる。数日前に「投手の復讐!? 自分をやっつけた相手を食べてしまった話」で紹介した、マーティン・ぺレスが出遅れるためだ。ペレスのシーズン初登板は、うまくいっても開幕8試合目の4月5日になるらしい。ジェシー・チャベスは先発も救援もできるスウィングマンだが、ブルペンではトニー・バーネットティム・リンスカムの2人が、開幕をDL(故障者リスト)で迎える見込みだ。

 今春、コローンはエキシビション・ゲーム(オープン戦)で5試合に投げ、防御率3.00を記録した。4登板目は初回に2本塁打を含む4連打を浴びて4点を失ったが、それ以外の16イニングの失点は、ソロ本塁打による2点しかなかった。