これまでと異なるホテルのアフタヌーンティー

まん延防止等重点措置によって飲食店は営業時間や酒類提供が制限されています。ディナーではまだ調子を取り戻せませんが、ランチやアフタヌーンティーでは好調の飲食店が多いです。

そのアフタヌーンティーについて、初回は街場のレストランで新しく始められたアフタヌーンティー、次はホテルで新しく始められたアフタヌーンティーを紹介しました。

新アフタヌーンティーも魅力的ですが、既存のアフタヌーンティーも見逃せません。なぜならば、初めてのフェアが行われたり、さらに内容が豪華になったりと、興味深いものがたくさんあるからです。特に注目したいホテルのアフタヌーンティーを背景とともに紹介していきましょう。

帝国ホテル 東京

(C) 帝国ホテル 東京
(C) 帝国ホテル 東京

帝国ホテル 東京「インペリアルラウンジ アクア」は最上階からの眺望とゆったりとした空間でアフタヌーンティーにぴったりな場所。2021年7月1日からは「リサとガスパールのアフタヌーンティー 旅“TABI”PARIS-TOKYO」と題して、リサとガスパールが暮らすパリを満喫できるアイテムが楽しめます。

東京料理長の杉本雄氏が作者のアン氏・ゲオルグ氏の夫妻とオンライン対談で構想をふくらませ、初めて今回の企画が実現。サントノーレ、カヌレ、オペラ、ルリジューズにパリジャンサンドやキッシュロレーヌなど、代表的なフランスの食を味わえるのが魅力です。リサとガスパールに見立てたメニューもあり、ティースタンドを賑やかに可愛らしく彩っています。

「リサとガスパール 帝国ホテルにやってくる!」というオリジナルストーリーに合わせて作画された3つのアート作品のうち、2つが店内に展示されているのも見どころのひとつです。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル

(C) ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
(C) ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルでは、2019年6月から毎年行われている中国料理「カリュウ」の「飲茶アフタヌーンティー」が好評。他にはないアフタヌーンティーを楽しんでもらいたい、また「カリュウ」の味を多くの人に味わってもらいたいという、田村晃男総料理長の想いから考案されました。

今年は14品から16品に増えた上に、夏のスペシャリテ「冷やし翡翠麺」のミニサイズも登場。大好評となり、3月15日から6月末までだったのが9月末までに延長されました。

開始当初は40代以上の女性の利用が多かったですが、今では若い世代でも話題となり、幅広い年齢層から支持されています。

点心師がつくりあげる本格点心とチャイニーズスイーツ、健康効果も高いとされる9種類の中国茶、さらには最上階31階からの絶景が支持されている理由。乾杯用スパークリングワインがついているので、気持ちも盛り上がることでしょう。

コンラッド東京

(C) コンラッド東京
(C) コンラッド東京

コンラッド東京「トゥエンティエイト」のアフタヌーンティーは斬新なテーマと美しいフラットプレートで女性の心を惹きつけています。2021年6月30日から行われている英国ラグジュアリーアクセサリーブランド「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」とのコラボレーションも注目の的。

初のコラボが実現したのは、「ジミー チュウ」の新コレクション「CORE Collection(コア・コレクション)」のローンチと夏のアフタヌーンティーの時期が重なったこと、世界的コンクールでも活躍するペストリーシェフの岡崎正輝氏の感性が刺激されたことが理由です。

C字のクリスタルバックルがきらめくバッグを象った精巧な「ピスタチオムース」、エレガントに仕上げたパール風の「ハイヒールチョコレート」は見ているだけで心が踊ります。

コラボモクテルまであり、そのこだわりの強さが支持されている理由ではないでしょうか。

マンダリン オリエンタル 東京

(C) マンダリン オリエンタル 東京
(C) マンダリン オリエンタル 東京

マンダリン オリエンタル 東京の「オリエンタルラウンジ」では開業以来、アフタヌーンティーが高い評価を得ています。

2017年に行列ができるスイーツ「KUMO (R)」を生み出した鬼才ステファン トランシェ氏がエグゼクティブ ペストリーシェフに就任。そのステファン氏が2020年11月からプティフールやサンドイッチ、セイボリーまで全体を監修するようになりました。

通常であればペストリーシェフがセイボリーを担うことはありません。しかし、全てのアイテムに一貫性をもたせたいということから、ステファン氏が監修することになったのです。

2021年7月1日から8月31日までのテーマが「サマー アフタヌーンティー」。夏祭りをテーマにした意欲的な試みで、たこ焼きをイメージしたカヌレ、ピンクチョコレートに包まれたチョコバナナ、水槽の金魚を表現したプティフールなど、心が踊るようなメニューをラグジュアリーに仕上げています。

クリエイティビティ溢れる、他では体験できないアフタヌーンティーであるといってよいでしょう。

さらに価値を高めたアフタヌーンティー

ここで紹介してきたホテルでは、これまでもアフタヌーンティーが行われていましたが、内容を刷新したり、初めてのフェアを行ったりして、より魅力的に紡ぎ上げています。

帝国ホテル 東京では誰からも愛されるキャラクターを主役にし、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルでは珍しいチャイニーズアフタヌーンティーをより豪華にしました。コンラッド東京では世界的なファッションブランドとのコラボレーションを実現させ、マンダリン オリエンタル 東京ではクリエイティビティ溢れるシェフが全てをプロデュースしています。

どのホテルでも新しい体験ができるので、これまでのアフタヌーンティーファンはもちろん、まだ利用したことがない人にもオススメしたいです。