【最高級かき氷】ザ・リッツ・カールトン東京 ドンペリニョン ロゼのかき氷はどのようにして生まれたか?

パティシエ特製 今治かき氷 ドンペリニョン

2014年夏はかき氷がブーム

7月25日は「かき氷の日」だとご存知でしょうか。「な(7)つ(2)ご(5)おり」と語呂を合わせたことが由来です。

かき氷の日を迎えて、かき氷はますます勢いにのっています。

「【台湾スイーツ】マンゴーチャチャは「元カレ」「モテキ」からオレンジの愛を届ける」でご紹介したマンゴーチャチャのユニークなネーミングのかき氷が人気となっていたり、グランド ハイアット 東京「チャイナルーム」では高級食材である燕の巣を使った「石垣島天然マンゴー添え羽衣ミルクかき氷」が販売されていたり、夜中まで営業するかき氷専門店「yello」がオープンしたりと、かき氷の話題には事欠きません。

ドンペリニョン ロゼを使ったかき氷

ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ
ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ

そんな中、一際注目されているかき氷があります。それは、「ザ・リッツ・カールトン東京「アジュール フォーティーファイブ」にミシュランシェフが電撃就任」でもご紹介した、ザ・リッツ・カールトン東京の「カフェ&デリ」で、2014年7月から販売されているドンペリニョン ロゼのかき氷です。

シャンパーニュを使ったジュレやグラニテは珍しくありませんが、かき氷となると非常に珍しいと言えます。ドンペリニョン ロゼを使ったかき氷とは一体どういうものなのでしょうか。

今治かき氷

パティシエ特製 今治かき氷 ドンペリニョン
パティシエ特製 今治かき氷 ドンペリニョン

このかき氷の正式名称は「パティシエ特製 今治かき氷 ドンペリニョン」で、宇治やぶきた茶が付いて、4500円という高価な値段になっています。ザ・リッツ・カールトン東京は、8000円のアーティストリー アフタヌーンティーや180万円のダイヤモンド入りカクテルを販売していますが、コース料理を食べられる値段でかき氷を販売するとは、その豪華ぶりには驚かされます。

※いずれの値段も税・サービス料別

最上級を目指して

パティシエ特製 今治かき氷 ドンペリニョン
パティシエ特製 今治かき氷 ドンペリニョン

広報マネージャーの谷口謙一郎氏は「ドンペリニョン ロゼはシロップに入れているだけではなく、テーブルで召し上がる直前にたっぷりとおかけします」と述べ、そこまでする理由を訊くと「ザ・リッツ・カールトン東京のお客さまに最上級のかき氷を召し上がっていただきたいので、贅の限りを尽くした」と答えます。

さらには「夏なので桃をシロップにも入れ、果肉もふんだんに添えた。ドンペリニョン ロゼの色と相まって非常に美しい。その上、金箔も大胆にトッピングした」と補足します。

パティシエは今治出身

宇治やぶきた茶
宇治やぶきた茶

単に贅沢なだけではありません。谷口氏は「氷は機械ではなく手回しで削っているので、画一的ではなく趣がある」、さらには「パティシエは今治出身。地元である今治のかき氷を楽しんでいただきたいというおもてなしの心から、熱い宇治やぶきた茶をご一緒に提供している」と説明します。

考案したパティシエ徳永純司氏は、2014年「クープデュモンド国内予選B部門」で優勝し、日本代表に選出された程の実力をもっています。ドンペリニョン ロゼのかき氷に宇治やぶきた茶が添えられているのは、こういった徳永氏のこだわりがあるのです。

マンゴーパフェに代わる定番を

マンゴーパフェ
マンゴーパフェ

ところで、ザ・リッツ・カールトン東京では夏に提供されるパフェが定番となっています。何故かき氷も提供するようになったのでしょうか。

谷口氏は「お客さまには常に新しい体験をご提案したいと考えているので、もともと夏の新しいスイーツを模索していた」と前置きし、「6月の終わりに行ったメディアイベントの席で、スイーツジャーナリストの平岩理緒氏から、かき氷が流行していると教えていただいた」ときっかけを話し、「そこから毎日試行錯誤して、僅か1週間でかき氷を作り上げた」と、徳永氏の手腕によるところが大きかったと説明します。

平岩氏は今年のかき氷の流行について、All Aboutなどの媒体でかき氷特集記事(前編後編)を公開しています。

ロゼにグレードアップ

順調に進んだかと問われると、谷口氏は「最初はかき氷にドンペリニョンを使おうとしたが、他店で既に提供されていると、平岩氏に教えていただいた」と急展開があったし、「最も豪華なかき氷を目指していたので、価格ではドンペリニョンの倍以上し、より人気が高いドンペリニョン ロゼを使うことにした」と、臨機応変に対応したと述べます。

ニーズを先読みする

ザ・リッツ・カールトンのサービス哲学が凝縮されたクレドカード
ザ・リッツ・カールトンのサービス哲学が凝縮されたクレドカード

日本においてかき氷は「夏の風物詩」「夏の季語」と認識されている大切な食べ物です。「日本の夏」の象徴となっているかき氷にドンペリニョン ロゼを合わせることは、保守的な方からすると驚きかもしれません。しかし、今ブームになっているからといって、ただ何の変哲もないかき氷を販売していたのでは、客を満足させることは難しいでしょう。

ザ・リッツ・カールトンが標榜する「サービスの3ステップ」には、「一人一人のお客様のニーズを先読みし、おこたえします」という項目があります。常に「お客様のニーズを先読み」しているザ・リッツ・カールトンであるからこそ、かき氷にドンペリニョン ロゼを使うといった前例のないチャレンジができたのではないでしょうか。

情報

詳しくは公式サイトをご確認ください。

参考

スイーツ図鑑