【桜スイーツ】50周年を迎えるホテルニューオータニの想い

お花見菓子重

桜の名所、ホテルニューオータニ

春は桜の季節です。東京には桜の名所が数多くあり、庭園で桜を鑑賞できるホテルもたくさんあります。そういったホテルの中でも、1万坪という都内有数の広さを誇り、400年もの歴史が続く庭園を擁するホテルニューオータニは、最も桜を楽しめるホテルのうちのひとつであると言えるでしょう。

周辺の桜マップ
周辺の桜マップ

庭園には寒桜、河津桜、ソメイヨシノ、枝垂桜、八重桜など、54本の桜が植えられています。冬に花を咲かせる桜もあれば、晩春に花を咲かせる桜もあるので、長い期間にかけて桜を楽しむことができると言えるでしょう。ホテル内には庭園を望める料飲施設があり、庭園を望めない料飲施設でも店内に桜を活けて季節感を演出しています。またホテル周辺には赤坂御用地、千鳥ケ淵、赤坂サカスといった桜の名所があるので、より大きなスケールで桜を満喫することができます。

桜フェアのイベントが目白押し

ホテルニューオータニは今年2014年9月1日で50周年を迎えるということで、恒例となっている「夜桜能」鑑賞付き宿泊プランに加えて、人力車で桜の名所を回り、「久兵衛」の「ばらちらし」弁当も付く「人力車で巡る 春のお花見」宿泊プランを新たに販売して、例年以上に桜フェアに力を入れています。

桜フェアは前年秋から企画が練られ、18の直営料飲施設のほぼ全てで行われています。他のホテルと比べても非常に規模が大きいと言えるでしょう。レストラン13店舗では春や桜に関連したコースやセットを提供しており、バー4店舗では「春うらら」「LUXURY 桜 Mojito」など春をモチーフにした4つのカクテルを創作して提供しています。日本料理「KATO'S DINING & BAR」の「お花見御膳」、イタリアン「リストランテ ベッラヴィスタ」の「Pranzo del Fiore ~SAKURA~」、インターナショナル料理「トレーダーヴィックス」の「ホリデーブランチビュッフェ“SAKURA”」など、メニュー名に桜を使って雰囲気も演出しています。

レストランやバーで目を引く桜フェアが行われていますが、ホテルニューオータニのシェフの中でも特に知名度が高く、シェフパティシエでありながらグランシェフも務める中島眞介氏が作る桜フェアのスイーツは、他では見掛けられないものなので注目に値します。

1万円の高級お土産

「パティスリーSATSUKI」では2段のお重に30種類もの本格フランス菓子が詰められた「お花見菓子重」を2006年から春に販売しています。10000円と高価ですが、広報の片桐彩氏が「通常1000円以上で販売しているスーパーシリーズのプチガトーも含まれているのでお得」と言う通り、1500円もする大人気の「スーパーメロンショートケーキ」、1000円の「スーパーショートケーキ」や「スーパーチーズケーキ」、13000円の高級パウンドケーキ「スーパーフルーツケーキ」が含まれています。

スーパーフルーツケーキ
スーパーフルーツケーキ

片桐氏は「お花見菓子重のためだけに作られたプチスイーツもある」と加え、「手間隙かかるので3日前に予約が必要」と補足します。確かに、小さいプチガトーだからといって作ることが簡単になるわけではありません。通常サイズのガトーと同じ作業を必要とするので、小さい割にはむしろコストがかかっていると言えます。高級スイーツと限定スイーツをふんだんに用いているので、これだけの値段になるということです。

片桐氏は「風呂敷に包まれていて趣がある」として「お花見のお供にして皆さんで召し上がるのはもちろん、大切な方へのお土産にも最適」と用途がお花見だけにとどまらないことを説明します。

お花見菓子重
お花見菓子重

一の重

  • さくらマカロン
  • スーパーショートケーキ(苺)
  • スーパーメロンショートケーキ
  • スーパーチーズケーキ
  • レアチーズケーキ
  • レモンパイ
  • ナポレオンパイ
  • 玄米タルト
  • モンブラン
  • オペラ
  • フルーツロール
  • チーズロール
  • 抹茶ロール
  • 和三盆シュークリーム
  • チョコキャラメルシュークリーム

二の重

  • 桜フィナンシェ
  • 桜パウンドケーキ
  • スーパーフルーツケーキ
  • 黒豆パウンドケーキ
  • カラメルパウンドケーキ
  • 玄米チョコクッキー
  • 玄米バニラクッキー
  • リコッタチーズタルト
  • 洋ナシタルト
  • マドレーヌ
  • オリジナルショコラ(オランジェット、ミルク、ビター)
  • パート・ド・フリュイ(フランボワーズ、グレープフルーツ)

※内容が変更となる可能性あり

紅白マカロン

紅白マカロン
紅白マカロン

同じ時期に「さくらマカロン」と「酒粕マカロン」をアソートした「紅白マカロン」が2007年から発売されています(「さくらマカロン」のみ2005年から発売)。片桐氏は「春には卒業や入学・就職といった、おめでたいお祝い事がある。紅白はハレを意味しているのでお祝いの機会に相応しい」として、「桜の花びらをあしらったので見た目も可愛い。お花見菓子重よりも気軽に購入できる」と2つの桜スイーツにおけるコンセプトの違いを述べます。

スーパーシリーズも進化

エキストラスーパーあまおうショートケーキ
エキストラスーパーあまおうショートケーキ

高級スイーツと言えばスーパーシリーズを思い浮かべるほどスイーツ好きには有名なケーキですが、50周年を迎えるにあたり、さらにグレードアップしています。桜フェアと平行して苺フェアが行われていますが(苺フェアの方が先に開始)、1カット1000円の「スーパーショートケーキ」をさらに進化させた1日限定10個で1カット3000円の「エキストラスーパーあまおうショートケーキ」を期間限定で販売しているのです。

片桐氏は「生地を3層にし、もともと大きな『あまおう』の中でも特大の2Lサイズを8粒も使っている」と贅を尽くしたと話します。ショートケーキの生地を2層にしているところも多いです。イチゴの大きさが同じであれば、挟むイチゴの数は3層が2層の倍となり、コストが余計にかかってしまうからです。「挟むのはスライスカットではなくハーフカット」と補足するように、3層にしつつもポーションが大きいのは確かに贅沢であると言えるでしょう。

さらには「生クリームにアーモンドミルクを加えたり、カステラにも使われる長崎県産の鶏卵を使ったり、2層目の生地にだけ黒蜜を加えたりした」と素材や製法にこだわっていると述べます。こういったこだわりがあるからこそ、1日10個に限定せざるを得ないのでしょう。

新しいことに挑戦する

ホテルニューオータニは「帝国ホテル」「ホテルオークラ」と並び、ホテル御三家と呼ばれる歴史も伝統もあるホテルです。しかし、そういった格式高いホテルであるにも関わらず、「ホテルニューオータニの『ニュー』は常に新しいことに挑戦するという意味合いを込めて付けられた」と片桐氏が説明するように、積極的に新しいことを展開しています。

共に海外初出店となった、フランス料理「トゥールダルジャン」やペストリーブティック「ピエール・エルメ・パリ」を誘致したり、スーパーシリーズや和洋折衷の「edo SWEETS」を開発したりと、新しい形の本物志向を切り開いていることが、その証であると言ってもよいでしょう。

感謝を伝えたい

50周年記念フェアは2014年1月から2015年3月まで続くので、フェアを締め括る最後の月は3月となります。50周年の節目のフェアが春で終わりを迎えるのは、桜の名所に囲まれたホテルニューオータニに相応しいです。

片桐氏は「50年の感謝の気持ちを未来につないで」をコンセプトとし、「これまでの50年の謝意を示すと共に、これからの50年に向けてお客さまに喜んでいただくサービスを創造していく」ということから、「来年はお客さまにより喜んでいただける桜フェアにしたい」と意気込みを語ります。

これまで以上に喜んでもらい、過去や未来に感謝を伝えるには、どうしたらよいでしょう。それは、ホテルニューオータニらしく本物を追求し続けていくことによって実現できるのではないでしょうか。

情報

詳しくは公式サイトでご確認ください。

参考

スイーツ図鑑