元SMAP3人の #72時間ホンネテレビ は1億視聴の大台を超えるか

番組ページには3人の写真が表示され驚かれた(出典(全て):AbemaTV)

 元SMAPのメンバーである稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が揃って出演することで話題を呼んでいる、AbemaTVの「72時間ホンネテレビ」がいよいよ今日11月2日(木)の21時から始まります。

 

稲垣・草なぎ・香取 3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』

 

 ジャニーズ事務所に所属するタレントは、基本的に本人のネットやSNSでの情報発信はおろか、メディアが撮影した写真や動画等の掲載についても厳しく制限されていると言われています。

 そのジャニーズの看板グループであったSMAPの元メンバーの3人が、ジャニーズ事務所を退所して、新会社への移籍後初の目玉プロジェクトとして選んだのが、ネットテレビであるAbemaTVによる72時間生中継というのは、実に話題性抜群の選択と言えるでしょう。

 本番の放映に向けて、市川海老蔵、山田孝之、武井壮、きゃりーぱみゅぱみゅなどの出演者が次々に発表されており、ファンの間でも3人の挑戦を支援しようと大きな盛り上がりを見せているようです。

 こうなると注目されるのは、やはりこの72時間ホンネテレビのAbemaTVの視聴数がどれだけ伸びるのかという点でしょう。

72時間ホンネテレビの記録更新は確実

 ちなみに、テレ朝幹部からも「史上最高の数字となることを期待したい」というコメントが出ているようですが、この72時間ホンネテレビが、AbemaTVの最高視聴数を塗り替えるのは確実です。

参考:「元SMAP3人の72時間生番組にテレ朝幹部「史上最高の数字となることを期待したい」

 例えば、当然ながら、現時点での72時間ホンネテレビのAbemaTVでの番組予約数は過去最高を記録。

 この記事執筆時点で35万を超えています。

AbemaTV注目ランキングより
AbemaTV注目ランキングより

参考:稲垣・草なぎ・香取『72時間ホンネテレビ』番組予約数が過去最高を記録、SNS解禁で大きな反響

 AbemaTVが過去最高視聴数を記録した「亀田興毅に勝ったら1000万円企画」の時は、視聴予約が14万人だったと聞いていますから、予約数だけでも、その2倍を軽く超えていることになります。

 亀田企画の視聴数が1420万を超えて大きな話題を集めましたから、今回の72時間ホンネテレビは、単純計算してもその倍の3000万は優に超えてくる可能性があるわけです。

 

 さらに今回ポイントとなるのが、72時間という放送時間の長さ。

 以前に記事で書いたことがありますが、AbemaTVの視聴数は、あくまで同時視聴者数ではなく、アクセス数やページビュー数に近い数値のようですので、一人の視聴者が一日に何度もアクセスすればその分視聴数が増加することになります。

参考:AbemaTVの亀田企画1420万視聴は、スゴイのかスゴクナイのか

 亀田企画の放送時間は5時間でしたが、今回はなんと72時間。

 番組自体はDAY1、DAY2と1日毎に分かれているようですので、少なくとも1番組24時間でカウントされる可能性がありますが、それでも1番組の放映時間で亀田企画の5倍近い長さになるわけです。

 仮に、72時間ホンネテレビのピークの5時間が、予約数から亀田企画の2倍強の3,000万視聴だったとして、24時間という放送時間からその3~5倍の視聴数のポテンシャルがあると考えると、72時間ホンネテレビの24時間の視聴数のポテンシャルは9,000万~1億数千万と見積もることができてしまいます。

 もしAbemaTVが24時間毎ではなく72時間合計の視聴数を発表するとしたら、平気で2億~4億ぐらいの視聴数に届いてもおかしくはないわけです。

 ある意味、72時間合計での視聴回数は、1億を超えるのが必達目標とされていてもおかしくない印象です。

 しかも亀田企画の時はピーク時にAbemaTVのサーバーがダウンするトラブルがあり、YouTubeでの同時配信にピーク時70万人が流れていたと言われていますから、今回サーバーがダウンせずに、AbemaTVのみに視聴者が集まれば、数値はもっと伸びる可能性もあるわけです。

 そういう意味で、AbemaTVが72時間ホンネテレビ放映後に「AbemaTVの番組視聴数が1億視聴突破」というプレスリリースをうつことになる可能性は、決して低くないと予想されるわけです。

 1億は何と言ってもキリの良い、分かりやすい数値ですし、ピコ太郎の「PPAP」も1億再生突破は注目されましたから、今回の72時間ホンネテレビの1億視聴も大きな話題になる可能性は高いでしょう。

もう一つの注目は同時視聴者数

 ちなみに、この場合の1億という数値は、実際には象徴的な意味合いの数値になりますので、業界関係者が並行して注目すべきは、AbemaTVのいわゆる「視聴率」、つまり同時視聴者数がどうなるかという点になると思われます。

 前回の亀田企画の同時視聴者数は公開されていませんので憶測でしかありませんが、以前の記事では、AbemaTVとYouTubeを足した数値で同時視聴者数を100~200万人と見積もってみました。

AbemaTV1周年記念企画「亀田興毅に勝ったら1000万」
AbemaTV1周年記念企画「亀田興毅に勝ったら1000万」

 この数値はもちろん日本のネットテレビとしては、大記録といって良い記録的な数値です。

 ただ、一方でテレビ局関係社の方々からすると、100~200万同時視聴というのは、まだテレビの視聴率でみると1~3%であり、民放のゴールデンタイムの視聴率と比べてしまうと、まだまだ見劣りがする数値という面もあるそうです。

 今回は、人気番組のMCを務めていた元SMAPの3人が、テレビでの露出が制限される中で、満を持してネットの生中継に登場するわけですから、ポテンシャルとしてはピーク時の同時視聴者数で視聴率の3~5%ぐらいを狙える余地は十分あるはずです。

 なにしろ、SMAPは、スマスマ生謝罪の時に視聴率31.2%をたたき出して、2016年の視聴率3位に入ったことがあるぐらい。

 数字を持っている人達なんです。

参考:「スマスマ生謝罪」が3位、2016年年間視聴率

 民放の深夜番組の視聴率で5%ぐらいを超えてくると優良番組だそうですから、今回の72時間ホンネテレビがそのあたりの数値を達成できるかどうかが、もう一つの大きな注目点と言えるでしょう。

 もし、AbemaTVが視聴率換算で5%ぐらいのポテンシャルを持っているという話になると、現在のBS、CSや、深夜番組に投下しているテレビCM予算の一部をAbemaTVに使ってみようかという広告主が増えてくる可能性もあるわけです。

 番組放映後にAbemaTV側が同時視聴者数を開示してくれるかどうかは分かりませんが、楽しみにしたいところです。

1億視聴突破には数々のハードルも

 もちろん、当然AbemaTVがそれを達成するためには、同時接続数で数百万視聴をクリアしないといけませんから、技術的にも大変なことと言えます。

 前回の亀田企画のようにサーバーダウンせずに乗り切れるかどうかも1つの注目点と言えるでしょう。

 また、上記の視聴者数予測は、かなりAbemaTVにポジティブな予想をした場合の話です。

 72時間という非常に長い放送時間を考えると、視聴者側が中だるみして視聴数が伸びなくなる可能性も十分あります。

 当然AbemaTV側は様々な盛り上げのタイミングや、放映中にネットメディアやSNSで話題になるネタを投入することで外部メディアからの流入を狙うプランをしていると思いますが、さすがに亀田企画の5時間と同様の盛り上がりを72時間維持しつづけるのは大変なはずです。

 また、まだテレビ局側がAbemaTVをライバル視したり、ジャニーズ事務所に気兼ねをして、テレビ番組側で72時間ホンネテレビの盛り上がりや取り組みについて、ほとんど言及しない可能性もあるようですから、一部のファンとネットユーザーの間での盛り上がりに限定されてしまう可能性もないわけではありません。

 特に、前回の亀田企画においては、サーバーダウンがヤフトピに掲載されたことで、ヤフー砲が視聴数アップにかなり貢献した可能性も高いですから、今回の72時間ホンネテレビの視聴数が伸びるかどうかは、ヤフー砲次第の面もあるかもしれません。

 

 「新しい地図」がYouTubeに公開している上記の「新しい地図 本格始動」の動画の再生数も、現在のところ70万再生程度で意外に少ない印象ですし、28日に先行して配信された「『72時間ホンネテレビ』放送直前!稲垣・草なぎ・香取と7.2分でSNSを学ぼうSP」という7分番組の視聴数は28日のランキングを見る限り18万視聴程度だったようです。

AbemaTVの10月28日(土)の視聴数ランキング
AbemaTVの10月28日(土)の視聴数ランキング

 そういう意味では、72時間ホンネテレビ本放送に、3人のファンが、積極的に動画を見に来てくれるのかどうかは、まだ未確定な面もあります。

 キングコングの西野さんは、芸能人としてテレビに出ているから「認知」されているのと、実際に「人気」があることは違うと発言されていましたが、今回の72時間ホンネテレビは、3人の実際の「人気」がどれほどなのかをはかる試金石にもなる企画と言えるでしょう。

 参考:芸能人が高い好感度を求めると、ウソをつくことになって信用が下がる時代

 いずれにしても、今回のAbemaTVと元SMAP3人のチャレンジといい、Amazonプライムでダウンタウンの松本や浜田が出演する番組が制作されたり、Netflixに明石家さんまが登場したりという動画配信サービスの日本向け番組作りが強化されている流れといい、日本でも確実にテレビとネットの境界線が曖昧になっているのは間違いないようです。

 そういう意味では、今回の3人のAbemaTVやSNSへの挑戦が、他のタレントの方々にとって、どういうメッセージとして伝わるのかにも非常に興味があるのですが。

 長くなりましたので、今日のところはこの辺で。

 今回の72時間ホンネテレビが、ネットとテレビの歴史にどういう形で刻まれるのか、楽しみにウォッチしたいと思います。