株式会社クマベイス代表取締役CEO/ライター。熊本市出身、熊本市在住。熊本県立水俣高校で常勤講師として勤務した後、産経新聞社に入社。神戸総局、松山支局、大阪本社社会部を経て退職し、コンテンツマーケティングの代理店「クマベイス」を創業した。熊本地震発生後は、執筆やイベント出演などを通し、被災地の課題を県内外に発信する。個人的なミッションは、誰もが「納得」した人生を歩める世界の実現。本業のマーケティング分野でもForbes JAPAN Web版、日経クロストレンドで執筆するなど積極的に情報発信しており、近著に『カルトブランディング 顧客を熱狂させる技法』(祥伝社新書)がある。
記事一覧
- 【熊本地震から6年】「戦場なのか」「夢だったらいいのに」 記憶の継承のため集められた被災者の手記
熊本地震で大きな被害を受けた益城町に「復興まちづくりセンター」がオープンした。記憶の継承などを目的としており、施設内には被災者の手記も展示されている。手記から当時の様子を再現したい。
- 【熊本地震から6年】コロナ禍で現地へ行けない……学生ボランティア団体が直面した遠隔支援の難しさ
熊本地震をきっかけに発足した学生ボランティア団体が、3月末をもって活動を終了した。コロナ禍では現地に行けず、手紙などを活用して被災者らとの交流を続けた。遠隔支援の難しさなどについて、元代表らに聞いた。
- 【熊本地震から6年】仮設団地“最後の自治会長” 「責任果たす」と決意
熊本地震から14日で丸6年となった。ハード面の復興が進む一方で、「心の復興はまだ道半ば」との声も聞こえてくる。そんな被災者らを元気づけようと、仮設住宅“最後の自治会長”らが、ある企画を立ち上げた。
- 「また水につかるだろう」 熊本豪雨から1年、現地で見えた課題
熊本県南部を中心とした豪雨災害から1年が過ぎた。被災地では未だ解体中あるいは手付かずの建物、更地も目立ち、復興にまだ時間がかかることがうかがえる。現地を歩き、発災から1年が経ち見えてきた課題を探った。
- 「心の復興」につながる農業インフラ復旧 地元農家はため池の復活待ち望む
熊本地震の発生から5年。農業復興事業は着実に進んでおり、農業用ため池「大切畑ダム」(熊本県西原村)も2024年度の供用開始を目標に工事が進む。地元農家は「計画通りの復旧を」と事業完了を待ち望んでいる。
- 「大蛇」が伝える地震の記憶
クランクのように不自然な形状のあぜ道を見るため、何度か足を運んでいる。国の天然記念物に指定されている、熊本県益城町の布田川断層帯(堂園地区)。熊本地震で180mにわたり表出した横ずれ断層だ。
- 「記念日報道」は悪なのか “震災ポルノ”に通底する問題点
「何周年」を契機に記事を書く「記念日報道」の問題点を考える。
- 修学旅行先として支持集める「震災遺構」 熊本地震の記憶伝える役割に期待
熊本地震の記憶と教訓をいかにして次世代につないでいくか。この課題解決に寄与するプロジェクトが、熊本県が整備を進める「震災ミュージアム」だ。その中核拠点の「震災遺構」は、修学旅行先として支持を集める。
- 被災古民家をコミュニティー拠点に 「心の復興」を目指して奮闘する地域住民たち
熊本地震から4月14日で丸5年を迎える。地震の爪痕を目にする機会は極端に減った一方、被災地では被災した古民家を再生して地域コミュニティーの拠点にしようと、地元住民らが立ち上げたプロジェクトが進む。
- 和酒を飲むことは「地域のストーリー」を飲むこと 球磨焼酎メーカートップが語る業界再興のカギ
熊本豪雨から9月4日で2カ月。およそ500年続く球磨焼酎業界でも今回の災害で大きな被害が出た。「白岳」などのブランドで知られる業界最大手・高橋酒造の高橋光宏社長に、被害状況や業界再興のヒントを聞いた。
- 「川の神」が与えた試練か、移転のチャンスか 豪雨に翻弄される蔵元の今
熊本県南部を中心に大きな被害をもたらした豪雨災害から9月4日で2カ月。県南部の人吉・球磨地方でおよそ500年続く球磨焼酎業界では、3つの蔵元で焼酎製造ができなくなっている。経営者たちの決断を取材した。
- 豪雨災害ボランティア 参加して分かった必要な準備と求められる支援
今回の豪雨災害の被災地では、ボランティアの受け入れが本格化している。新型コロナ対策も並行して実施する必要がある。実際にボランティアに参加した筆者の経験をもとに、事前の準備等についてまとめたい。
- 熊本県南部豪雨 「九州の小京都」人吉を襲った球磨川氾濫の爪痕
熊本県南部などを襲った記録的豪雨で4日、球磨川が氾濫し、各地で土砂崩れや浸水被害が発生した。球磨川流域の人吉市では、市街地を中心に広範囲にわたって浸水が発生。一夜明けた5日、市内の景観は一変していた。
- いつ終わるか誰にも分からない。でも、いつかは終わる。それまでは――
熊本地震の本震から今日で4年。毎年この時期になると、いつ終わるとも知れぬ余震におびえた日々が思い起こされる。そしてそれは、新型コロナウイルスの感染が拡大する今の状況と、どこか重なる。
- 熊本地震と新型コロナで異なるデマの傾向 「商品販売につなげようとするもの多い」
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、SNS上のデマが問題となっている。4年前の熊本地震でも多くのデマが蔓延。被災者は振り回された。見極め方や熊本地震と今回の傾向の違いについて専門家らに聞いた。
- 【熊本地震から4年】被災の和食店が新型コロナで開店延期 社長は「耐えるしかない」
熊本地震から今日で4年。被災した店舗の建て替え工事が終了し、地震から4年のタイミングでリニューアルオープンする予定だった熊本の和食店では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オープンの延期を決断した。
- 【熊本地震から4年】新型コロナで被災者の見守り支援難しく 新たな「頼れる」仕組み構築が課題
熊本地震から明日で4年。被災者の生活再建は着実に進んでいる。一方で、仮設住宅の退去後に社会から孤立する世帯も。新型コロナウイルスの感染拡大で支援が難しい状況も生まれており、支援団体は頭を抱えている。
- スマトラ島沖地震と東日本大震災による津波がテーマの小説 「つらい体験は愛によって癒される」
津波を経験したインドネシアと日本の2地域が舞台の小説「手を取り合って」がインドネシアで発表された。東日本大震災から9年となる今月、インドネシアの日本語紙「じゃかるた新聞」で邦訳の連載がスタートする。
- 新型コロナが人に与える心理面の影響とは? 「大人の予期不安が子供に影響を与える」と専門家
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が全国の小中高校と特別支援学校に対し臨時休校を要請した。子供たちや親への心理面にはどのような影響があるのか。専門家に聞いた。
- 【熊本地震】みなし仮設“後”の見守りで見えた被災者支援の課題
熊本地震から3年9カ月が経過した。仮設住宅などで暮らす人の数はピーク時から大きく減った一方で「復興は着実に進んでいるが外から見えにくい課題を抱える人も多い」と指摘する声もある。「見えにくい課題」とは。
- 「障害者をもっと“当たり前”の存在に」 寝たきり芸人あそどっぐさんが「やまゆり園事件」で考えたこと
相模原市の障害者施設で入所者らが殺傷された事件の裁判員裁判が始まった。寝たきり芸人「あそどっぐ」さんは事件後「障害者をもっと“当たり前”の存在にしなければ」と考えるようになったという。
- 首里城再建に熊本から沖縄へエール 被災男性が“シーサー募金箱”を制作
正殿などが火災で焼失した首里城の再建を応援しようと、熊本地震で被災した男性が“シーサー募金箱”を制作し、募金を呼び掛けている。男性は「熊本地震の被災地への支援に少しでも恩返しができれば」と話している。
- 「感動した」「本当に美しい」 復旧進む熊本城で初日の出
2020年元旦。熊本地震からの復旧が進んでいる熊本城の二の丸広場には、初日の出を拝もうと朝早くから多くの人でにぎわった。
- 開催国なのにハンド世界選手権、日本で話題にならず… 元SB松中信彦氏語る成功のカギ
熊本で開催中の女子ハンドボール世界選手権。集客は目標に迫る勢いだが「全国的な盛り上がりとまではいかなかった」との声も。ハンドボール界を盛り上げるヒントについて大会特別サポーターの松中信彦さんに聞いた。
- 熊本城天守閣が3年半ぶりによみがえる 公開当日は国内外から多数の観光客
復旧が進む熊本城で5日、天守閣の大天守外観復旧を記念した特別公開が始まった。熊本地震からおよそ3年半ぶりの公開とあって、この日は国内外からの多くの観光客で賑わった。