カーリングミックスダブルス日本選手権、コロナウイルス感染拡大で無観客試合へ

2連覇中で今大会も優勝候補の藤澤五月と山口剛史(写真中央/著者撮影)

 世界中で感染拡大しつつある新型コロナウイルスは各界に影響を及ぼしているが、スポーツ界も例外ではない。

 東京マラソンの一般ランナーの参加取りやめ、鈴鹿サーキットで開催予定だった「モースポフェス 2020 SUZUKA~モータースポーツファン感謝デー~」の中止などが発表されたが、東京五輪の開催是非まで連日、議論がされている。

 カーリングでは先週、国内最大タイトルの日本選手権(長野県軽井沢町)が終わったばかりだ。男子はコンサドーレ、女子はロコ・ソラーレの優勝で閉幕。マスク着用の観客が多く、会場入り口にはアルコール消毒液が設置されるなどの対策はあったが、目立った混乱は見当たらなかった。

 しかし、今週末からは通常の4人で行うカーリングとは異なる、男女ペアでプレーするミックスダブルスの日本選手権が札幌市のどうぎんカーリングスタジアムで開催予定だ。道内では今朝、小学生2人を含む3人の新型コロナウイルス感染が報道されたばかり。その影響もあってか、JCA(日本カーリング協会)は21日午後、「第13回全農日本ミックスダブルスカーリング選手権大会 無観客での大会開催決定のお知らせ」というリリースを配信した。

「昨今の国内における新型コロナウィルスの感染状況、および厚生労働省からの通知等を考慮し、全試合無観客で開催することを決定致しました」と発表している。

 チケットは払い戻しの措置がされ、何よりも感染拡大予防という点からも関係者からは「英断だ」との声が挙がっている。本橋麻里は「現状からして、正しい決断だと思います!」とこの決断を支持し、ロコ・ソラーレの藤澤五月とペアを組み昨年、一昨年と連覇を果たしているSC軽井沢クラブの山口剛史も「今大会このようなことになりました。会場から燃えたプレーのエネルギーを発せれるよう頑張ります!」と独自の表現で改めて決意を語るなど、選手や関係者もそれぞれ自身のSNSでファンに理解を求めている。

 先週、日本選手権を制したコンサドーレやロコ・ソラーレをはじめ、トップ選手も多く出場予定で、そのほとんどすべての選手が既に札幌入りし、調整を進めている。特に、3月に日本代表としてカナダ・プリンスジョージで行われる世界選手権に挑むロコ・ソラーレの選手のコンディションを考えると当然の決定とも言えるだろう。

 JCAや地元協会の関係者によると「来札を楽しみにしていたファンには申し訳ないですが、テレビ中継Youtube中継は現状どおり放送予定なので、そちらで観戦していただければ幸いです」とのことだ。ライブ観戦を予定していたファンのためにも、出場する選手には素晴らしいゲームを披露してもらいたい。