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3年目の北海道ツアー、日程を公式発表。配信継続、海外チーム招待など、五輪プレシーズンを彩る3大会に

竹田聡一郎スポーツライター
昨年の北海道ツアー最終戦となったアドヴィックスカップ (C)HCT

 全農日本ミックスダブルスカーリング選手権大会も幕を閉じ、国内大会も残すは日本ジュニア選手権(北海道妹背牛町)、ナブテスコ日本車いす選手権(北海道北見市)のみ。女子はSC軽井沢クラブ、男子はコンサドーレ、ミックスダブルスはSC軽井沢クラブ(上野美優・山口剛史ペア)、それぞれ日本選手権を制したチームが代表として出場する3つの世界選手権を迎える。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の出場権に関わる大会ということもあり、3チームの健闘が期待される。

 そんな中、北海道カーリング協会が運営する夏の北海道ツアーの日程が、公式Xから早々に発表された。

8月8日(木)ー11日(日)

稚内みどりCHALLENGE CUP

(稚内市/みどりスポーツパーク)

8月22日(木)ー25日(日)

アドヴィックスカップ

(北見市常呂町/アドヴィックス常呂カーリングホール)

8月29日(木)ー9月1日(日)

アルゴグラフィックスカップ

(北見市/アルゴグラフィックス北見カーリングホール)

 例年、開幕戦の役割を果たしていた“どうクラ”ことどうぎんカーリングクラシックは、会場のどうぎんカーリングスタジアムが今秋までの保全工事中のため、来季は開催が見送られた。24/25シーズンは日本最北端の地で開幕を迎える。

 お盆を挟んで北見で2大会が行われる。“聖地・常呂”でのアドヴィックスカップは昨年、日本では珍しいトリプルノックアウト方式で開催されたことでも話題になった。大会事務局によると今年の運営方法は「調整中です」とのことだが、有観客での開催がほぼ確定している。

 会場のキャパシティの関係で無観客で開催されるのが、最終戦のアルゴグラフィックスカップだ。3シートのみのカーリングホールであるため、2022年は女子、2023年は男子と、男女の開催を年ごとに分けてきた。今年は女子の大会となる。

 いずれにしてもイタリア行きのラストチャンスとなる来季、純粋な強化の機会としては当然だが、オリンピック選考にも関わってくる世界ランキングとポイントを必要としているチームがほとんどで、そのためにもこの3大会は大きな意味を持つ。

 北海道カーリング協会の本橋麻里広報室委員によると「いくつか海外チームにも出場を打診しています」とのことだが、その返答を待ちながらチーム数や出場チーム、チケット販売あるいは配付方式、大会レギュレーションなどが、3大会の事務局から順次、発表予定される予定だ。

 そして、ツアー発足時から継続し、大会を追うごとに成長してきたライブ配信も健在だ。本橋広報室委員は「配信チームは現役のカーラーも多く『ツボを押さえた映像だ』と好評をいただいています。今年もよろしくお願いします」とコメント。カーリングの普及、定着のために広い視聴が求められる。3年目を迎えた北海道ツアー、今年は例年以上に熱い試合が期待できそうだ。

昨季、一昨季の2シーズンで最多勝利(4勝)を挙げているフォルティウス。小谷優奈(左)や小林未奈(右)は大会MVP「スポーツナビ賞」も受賞するなどシーズン開幕から高いパフォーマンスを見せた (C)HTC
昨季、一昨季の2シーズンで最多勝利(4勝)を挙げているフォルティウス。小谷優奈(左)や小林未奈(右)は大会MVP「スポーツナビ賞」も受賞するなどシーズン開幕から高いパフォーマンスを見せた (C)HTC

スポーツライター

1979年神奈川県出身。2004年にフリーランスのライターとなりサッカーを中心にスポーツ全般の取材と執筆を重ね、著書には『BBB ビーサン!! 15万円ぽっちワールドフットボール観戦旅』『日々是蹴球』(講談社)がある。 カーリングは2010年バンクーバー五輪に挑む「チーム青森」をきっかけに、歴代の日本代表チームを追い、取材歴も10年を超えた。

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