男子カーリング、9月にパシフィックアジア選手権日本代表決定戦「チームIWAI vs.コンサドーレ」

どうぎんカーリングクラシックは札幌国際大に軍配(著者撮影)

 日本カーリング協会(JCA)は15日にオンラインでの理事会を開き、11月に韓国の江陵カーリングセンターで開催されるパシフィックアジアカーリング選手権(PACC)に送り出す男子代表チームについて、代表決定戦(9月30日~/アドヴィックス常呂カーリングホール)を行うことを決めた。

 これは5月に行われた「全農2018パシフィックアジアカーリング選手権大会日本代表決定戦」を制した平昌五輪代表のSC軽井沢クラブが事実上の休部状態にあり、新設のW杯とPACCを辞退したためだ。日本選手権優勝のチームIWAI(今季から札幌国際大学/岩井真幸、萩原功暉、宿谷涼太郎、青木豪、鎌田溪)と同準優勝のチーム北海道(同北海道コンサドーレ札幌カーリングクラブ/阿部晋也、清水徹郎、松村雄太、谷田康真、相田晃輔)で日本代表の座を再び争う。

 JCAの強化委員会はかねてから「男子も世界のトップを狙うためには毎年、世界選手権に出場することが必須。その時にもっとも強いチームを派遣したい」との方針を打ち出していたが、両チームにとってピーキングが難しくなる変則日程もやむを得ない。まずは日本が世界への挑戦権を獲得することを最優先した格好だ。

 来年4月にカナダ・レスブリッジで開催される世界戦に出場するためには、まずはPACCで準優勝以上の成績が求められる。3位4位に入賞すると直前に開催される世界最終予選へ参加が可能だが、国内トライアルの意味を持つ日本選手権(2月札幌)との日程の兼ね合いもあるため、やはりPACCのファイナルには確実に進出したいところだ。PACCは近年、参加国も増えた関係でラウンドロビンから10試合前後、消化する。しっかり勝ち切る決定力を持ち、パフォーマンスを持続できるタフなチームを派遣したい。

 今季の2チームの対戦成績だが、7月のアドヴィックス杯(常呂町)では、阿部、松村、谷田、相田が4REALとして出場し、岩井の所属するチームIWAI、青木や宿谷らが所属する札幌国際大学からそれぞれ勝利を挙げている。

 しかし、8月のどうぎんカーリングクラシック(札幌市)では岩井を加えて今季のメンバーとなった札幌国際が、清水が加入して5人編成になったコンサドーレを準決勝で破っている。成績上では互角と言っていいだろう。

 2戦先勝という短期決戦なので、世界のアイスにもっとも近い、常呂のカールアイスに1投でも早く対応したチームが韓国への切符を勝ち取るに違いない。

 コンサドーレは8月下旬からカナダに飛びオンタリオ州で開催されるワールドツアーに参加。札幌国際大学は9月上旬から女子代表のロコ・ソラーレ北見と共に中国・蘇州に入りW杯に出場し、それぞれの試合勘を養う。4年後の北京五輪に向けてまずイニシアチブを握るのはどちらのチームだろうか。JAPANの座を巡るハイレベルなゲームを期待したい。