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<ガンバ大阪>J1リーグ、ヴィッセル神戸戦は1-2で敗れる。

高村美砂フリーランス・スポーツライター

ヴィッセル神戸との公式戦3連戦のうちの3連戦目。ルヴァンカップ準々決勝では勝利をつかんだガンバだったが、この日は立ち上がりからヴィッセルの圧力を受ける展開に。しかも18分には神戸に先制ゴールを許してしまう。0ー1で迎えた後半も、盛り返したいところでミスが出て、元ガンバのMF大森晃太郎に追加点を許す展開に。その後も、なかなか神戸の堅守を切り崩すにはいたらず、65分にMF倉田秋が決めたPKで1点を返すのが精一杯。1−2で敗れた。試合後のガンバ大阪監督、選手のコメントをお届けする。

●長谷川健太監督

今日はいつもよりもなんか重そうだった感じがします。それがどんな理由かはもう一度しっかりとスタッフでミーティングをして、また1週間あくのでしっかりトレーニングをしてもっともっとアグレッシブな試合ができるようにしていかないといけないと思います。そういう意味では今日は神戸のほうが、前線からアグレッシブにボールを追いかけて、ルヴァンで負けたというのもあるかもしれませんが、気持ちの部分で今日は、勝負に勝つ、という気持ちの部分で相手に引けを取っていたと思う。残り9試合、もっともっと勝負に対して厳しく戦えるように準備をしていかなければいけないと思いました。

ーいつもより重そうな感じがしたという原因として考えられるところは?

まあ、単純に1つだけではないと思います。いつも通りいい準備をしてきたつもりですし、もちろん、代表選手のコンディションというところもメディカルと相談して、今日は先発に切りましたので、そういう中でよく戦ってくれたと思いますし、使った私に責任があると思いますので。ただもっともっとアグレッシブにやれる選手たちだと思いますので、またしっかりとそういうところで準備させるようにトレーニングからやっていかないといけないなと思います。

●DF三浦弦太

前半は相手もアグレッシブにきて、そこでなかなかいいビルドアップができなかった。そういうしっかり相手の起点を外せるようなビルドアップをもっとやっていかなきゃいけないと感じました。ルヴァンの2試合には出ていないので、比較はできないですが、コンパクトにしようという意識はあったはずですが、なかなかボールにプレッシャーもかけられていなかったので、全体で神戸のように、というか、プレッシャーをもっとかけらえたらよかったかなと思います。

●MF井手口陽介

(自分たちのサッカーをさせてもらえなかった)コンビネーションとか、どうしてもうまくいかなかったですし、何よりも切り替えが遅いし、連動して守備にも全然いけていなかったし、判断もそうですけど、プレススピードが遅かったかなと思います。(切り替わった時の仕掛けの部分でもミスも多くてブレーキがかかったようにみえた)チームとしてもそうですけど、僕個人としても守備から攻撃の切り替わりのところでもなかなかボールをつけられなかったりしたし、足元ばかりになっていた部分もあったので、そこはうまく使い分けていかないと、崩せないと思うので改善していきたい。

●DFオ・ジェソク

1失点目も自分のミスからで、それが失点につながってしまった。3連戦の最後の試合だったので、2試合、相手も僕らに勝っていなかったということもあって、気持ち的な迫力も感じた。ただチャンスがなかったわけではなくて、何回かチャンスもあったので…でも最初に失点してしまったことでこういう結果になったと反省しています。悔しいです。(泉澤くんが入ってから攻撃が勢いづいた)そうですね。展開としては良かったけど、最終的には2失点を喫してしまったことが響いてしまったので。そこは反省してまた次に繋ぎたい。

フリーランス・スポーツライター

雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、関西サッカー界を中心に活動する。ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。

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