【NHKマイルC】単勝2桁人気の伏兵にも要注意!

2020年朝日杯FS(GI)優勝のグレナディアガーズ(写真:日刊スポーツ/アフロ

 9日、東京競馬場でNHKマイルカップ(GI)が行われる。今週から東京競馬場でのGIが5週続くが、その第一弾だ。単勝人気が2桁台の馬が上位に食い込むの荒れるGIレース。今年の狙い目はどの馬だろうか?

2021年NHKマイルC 前日オッズの人気順(筆者作成)
2021年NHKマイルC 前日オッズの人気順(筆者作成)

上位人気は高速馬場に対応実績のある馬たち

 まず、前日の単勝オッズを確認しよう。1番人気のバスラットレオンは、ニュージーランドトロフィーで5馬身差で圧勝している。陣営は内枠を希望していたが、引き当てたのは2枠4番。偶数の内、と理想どおりであった。この中間もオンオフがしっかりしたメリハリある調整ができており、こちらも理想的な行程を歩んでおり、特にマイナス要素が見当たらない。

■ニュージーランドトロフィー(GII) 優勝馬バスラットレオン

 このバスラットレオンと拮抗した人気なのがマイルの朝日杯FSをレコード優勝したグレナディアガーズ。前走のファルコンSは2着に敗れているが、休み明けであり斤量も他馬より1キロ重かったことを思えば、内容は悪くなかった。当初から"ここが本番"とNHKマイルに照準を合わせており、中心的存在として推したい1頭だ。

■2020年朝日杯フューチュリティステークス(GI) 優勝馬グレナディアガーズ

 続く、シュネルマイスターは新馬、ひいらぎ賞と連勝後、3走目の弥生賞では2着に負けているが、このレースを勝ったのは皐月賞2着のタイトルホルダー。調教の動きがとても素晴らしく、とても順調にきている。

 前日オッズで単勝1桁台はアーリントンC優勝のホウオウアマゾンの9.0倍まで。単勝オッズ30倍台以内が5~10番人気にいるが、このあたりが上位に食い込んでも不思議ない印象を受ける。

■2021年弥生賞ディープインパクト記念 2着シュネルマイスター

 昨今、各コースの馬場を管理する馬場造園課の努力もあり、時計が速い。グレナディアガーズが勝った朝日杯フューチュリティ―Sが記録した1分32秒3は同レースのレースレコード、ホウオウアマゾン2着のデイリー杯2歳Sで記録した1分32秒4は2歳のコースレコードであった。

 いまの東京開催も時計の速さは例外ではなく、NHKマイルCもスピードへの対応力が求められるだろう。この点からも、グレナディアガーズのようにGIをレコード決着で優勝した経験がありスピード競馬に自信のある馬は評価していきたい。

展開に左右されないルークズネストが魅力

 筆者のおすすめはルークズネスト。逃げても差しても結果を出しているとおり、展開に左右されないのがいい。勝負根性があり、人気のバスラットレオンにもグレナディアガーズにも先着した実績がある点は侮れない。

■2021年ファルコンS(GIII) 優勝馬ルークズネスト

単勝オッズ2桁人気の馬が侮れない

 さらにNHKマイルは単勝オッズ2桁人気の馬が上位に絡むケースが少なくない。

2012年3着 クラレント 15番人気

2013年1着 マイネルホウオウ 10番人気

2014年2着 タガノブルグ 17番人気

2014年3着 キングズオブザサン 12番人気

2016年3着 レインボーライン 12番人気

2017年2着 リエノテソーロ 13番人気

2019年2着 ケイデンスコール 14番人気

 今にしても思えばその実力に納得なのだが、NHKマイルC出走の時点ではまだ"惑星的存在"であった。そして、昨年優勝したラウダシオンも当日は9番人気、単勝29.6倍の伏兵であったのだ。

 この観点から、筆者は10番人気のタイムトゥヘヴンを狙う。タイムトゥヘヴンの父はロードカナロア、母は桜花賞馬のキストゥヘヴン。前走のニュージーランドトロフィーでは勝ち馬に離されての2着ではあるが、外枠でロスの多い競馬をしていた。長くいい脚が使えるタイプであり、まだ完成途上な分、未知の魅力に惹かれる。

2021年NHKマイルC(GI)枠順 (筆者作成)
2021年NHKマイルC(GI)枠順 (筆者作成)