第81回菊花賞のポイントとみどころ

史上8頭目の三冠馬となるか!?コントレイル(2020年春,筆者撮影)

コントレイルの走りはもちろん、単勝オッズにも注目

 2020年の菊花賞の注目はなんといっても二冠馬コントレイルが史上8頭目の三冠馬になれるか、だ。コントレイルは6戦6勝と負け知らずであり、無敗の三冠となると史上3頭目の快挙となる。

 コントレイルの前日発売の単勝オッズは1.1倍。かつて、2005年にディープインパクトが支持率79.0%で記録したのと同じ数値だが、若干意味が違う。ディープインパクトは最終的には単勝、複勝ともに元返しの1.0倍となり、見事に皐月賞、日本ダービー、菊花賞のクラシック三冠制覇を達成しているが、当時はJRAプラス10という制度がなかった。

 JRAでは2008年からJRAプラス10という「通常の払戻金が『100円元返し』になる場合に、10円上乗せして110円で払い戻す」制度ができた。このため、仮にディープインパクトが三冠馬となった2005年にJRAプラス10が適用されていたなら、計算上、ディープインパクトの単勝オッズは1.1倍となっていた。

 JRAプラス10が適用されているあいだは、オッズは1.1倍と表記される。いまはまだコントレイルにもJRAプラス10が適用されているようだ。

 ただし、JRAプラス10では、特定の馬番号・組番号に特に著しく人気が集中した場合、「100円元返し」となる可能性があるので注意したい。コントレイルの単勝支持率がさらに上積みされたなら、JRAプラス10導入後にもかかわらず単勝元返しになる可能性もある。

■2020年皐月賞 優勝馬コントレイル

■2020年日本ダービー 優勝馬コントレイル

夏の上がり馬・アリストテレスに注目

 相手関係では夏の上がり馬・アリストテレスに注目したい。父は先週、牝馬三冠を果たしたエピファネイア。鞍上は2016年、2018年の菊花賞を制したクリストフ・ルメール騎手を配している。

 続いて、福島、新潟で連勝を重ねたあと、セントライト記念で4連勝を果たしたバビット、勝ちみに遅いが堅実に上位に善戦しているガロアクリークが気になる。

■2005年菊花賞 優勝馬ディープインパクト