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馬原監督率いる火の国サラマンダーズ、痛恨引き分けもマジック「14」に。山口嶺が4号弾

田尻耕太郎スポーツライター
火の国サラマンダーズ・馬原孝浩監督

 福岡ソフトバンクホークスとプロ野球独立リーグ「ヤマエグループ 九州アジアリーグ」の定期交流戦(同リーグ公式戦)が8月16日に福岡県筑後市のタマホームスタジアム筑後で行われ、ソフトバンク4軍と火の国サラマンダーズが対戦した。

【8月16日 交流戦 タマスタ筑後 150人】

火の国    `003100000 4

ソフトバンク `300000001 4

<バッテリー>

【火】松江、小江、石本、山口翔――深草

【ソ】大津、ヘルナンデス、中道、村上――渡邉陸、加藤晴

<本塁打>

【火】山口嶺4号

<スタメン>

【火】4瀬井 6仲村 8アルバレス 9中山 7小林 Dサンチェス 3山口嶺 2深草 3高山

【ソ】4西尾 6山下 8シモン 3笹川 9オスーナ D居谷 7舟越 2渡邉陸 5ヘラルディーノ

<得点経過>

1回裏【ソ】笹川が先制中前適時打、居谷が2点右適時打(ソ3-0火)

3回表【火】アルバレスの右適時二塁打、中山の中前2点タイムリーで同点(ソ3-3火)

4回表【火】山口嶺が左翼ポール際へ勝ち越しソロ(ソ3-4火)

9回裏【ソ】山下が満塁から押し出し死球(ソ4-4火)

<トピックス>

・火の国は最終回に追いつかれるも、九州アジアリーグ3連覇への優勝マジックを14に減らす。

・火の国の先発左腕・松江優作は6回2/3を8安打、7三振、無四球、3失点。2回以降は立ち直る。

・火の国2番手の小江光樹は140キロ台直球連発で打者1人を見逃し三振の好リリーフ。

・山口翔は救援失敗も最速152キロをマーク。

・火の国の4番・中山翔太は3打数2安打2打点2四死球。

・ソフトバンクは大津が先発。1回無失点。

ソフトバンク先発の大津
ソフトバンク先発の大津

・ソフトバンク、2番手でヘルナンデスが登板。1回8球、1三振で無失点。前回に比べて安定した投球を見せる。

・ソフトバンクの16歳オスーナが復帰2戦目で初の守備も、三回裏の第2打席でまた左肩を痛めたか。

トレーナーに付き添われて退くオスーナ
トレーナーに付き添われて退くオスーナ

・ソフトバンクは九回に同点として、なお1アウト満塁。シモンがワンバウンドのフォークを空振り三振。振り逃げ成立しない場面だが一塁へ走ると、一走の山下がつられて二塁へ。送球されてアウトとなり、後味の悪いゲームセットに。

●初戦は火の国サラマンダーズが勝利。

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山口嶺生内野手

「最近はなかなか結果を出せず、久々のスタメンだった中で最初の打席だったり序盤の守備であたふたしてしまい、チームメイトに喝を入れられて臨んだ(ホームランの)2打席目でした」

 ここまで44試合、打率.231、4本塁打、16打点。スタメンは7月27日の大分B-リングス戦(佐伯中央病院スタジアム)以来だった。

「大分から移籍して今年を迎えましたが、1年間ずっとやっていく難しさを改めて感じていますが、残りの約1か月半の中でも今日のような一発を期待されていると思いますし、その確率を少しでも上げたい。守備でも一塁手がボールを取らなければアウトは成立しないので、守備の精度をしっかり高めていきたいです」

(※写真はすべて筆者撮影)

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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