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ホークス再入団のデスパイネ、4日に1軍合流へ!調整2試合で7打席5出塁2長打

田尻耕太郎スポーツライター
タマスタ筑後で3軍戦に出場したデスパイネ

 7月2日、福岡ソフトバンクホークス3軍は、四国アイランドリーグplusとの交流戦で愛媛マンダリンパイレーツとタマホームスタジアム筑後(以下タマスタ筑後)で対戦した。

【7月2日 交流戦 タマスタ筑後 342人】

愛媛     `000010000 1

ソフトバンク `00013000× 4

<投手リレー>

【MP】●田島、菊田、立本、泊、澤田

【H】佐藤琢、○三浦、大野、渡辺佑、Sフェリックス

<本塁打>

なし

<スタメン>

【MP】8古賀 3山崎 6河野 7浅井 9堀川 4大城 D大村 5宇都宮 2竹次

【H】Dデスパイネ 4緒方 7佐藤直 9山本 2吉田 8川村 3小林 6藤野 5石塚

<得点経過>

4回裏【H】川村の先制適時打(H1-0MP)

5回表【MP】大村、レフトへ同点タイムリー(H1-1MP)

5回裏【H】山本の勝ち越し適時打、吉田が連続タイムリー。小林が押し出し四球を選ぶ(H4-1MP)

<トピックス>

・ソフトバンク・佐藤琢がリハビリから復帰登板。1回無失点

佐藤琢磨
佐藤琢磨

・4番の山本が2安打1打点

※※※※※※※※※※※※

1番スタメン・デスパイネ、全打席出塁

二塁打を放って笑顔
二塁打を放って笑顔

 デスパイネに1軍GOサインだ。

 ソフトバンク再入団後、2度目の実戦に臨んだキューバ砲は「1番DH」でスタメン出場し、初回に左翼線二塁打を放って1打数1安打2四球と全打席で出塁。5回で代走を送られて交代した。

 前日1日は4打数2安打(右中間二塁打、左翼線単打)。2試合で計7打席に立ち、5打数3安打2四球。7打席で5度出塁し、安打3本のうち2本が長打を記録した。

 選球眼も打球の強さもバッチリだ。

 さらに、全7打席をもう少し細かく見返すと、ファウルを打ったのが1度だけ。「打ち損ない」がなかった。

 藤本博史監督は6月30日のベルーナドームの試合前取材で「一応10打席ぐらい立った内容を見て考えようかな。10打席立ったから上げるということではありません。内容を見て」と話したと報じられているが、この2試合の内容を見る限り、状態に問題ないことは十分に確認できたはずだ。

3軍首脳陣は絶賛。昇格は1軍首脳陣の判断に

 2日の試合後、森山良二3軍監督は「1軍から、今日(2日)が終わったら翌日は休ませて、ドームへ行かせてくださいという話が来ている」と、昇格自体は「1軍の判断」と不透明としながらも、4日から1軍合流することを明かした。

ずっと背番号「54」だったので、まだ違和感が(笑)
ずっと背番号「54」だったので、まだ違和感が(笑)

 大道典良3軍打撃コーチも「打つ方は全く問題ない。ファウルが少ないのも、振ったら捉えられている証拠だし集中力が高いともいえる」と称賛。関川浩一コーディネーター(野手)は「WBCの頃より体も絞れて見える。あとは練習を見て、1軍がどう判断するかでしょうね」と話した。

 1軍は2日の西武戦(ベルーナドーム)に9対3で快勝し首位奪還。今季2度目の5連勝と波に乗っているところに、頼もしい大砲が加わることになりそうだ。

※写真はすべて筆者撮影

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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