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ソフトバンク松田宣浩が5日楽天戦から一軍復帰へ!「打って、チームを勝たせたい」

田尻耕太郎スポーツライター
2戦続けてウエスタン戦に出場した松田

 8月4日、ウエスタン・リーグ公式戦で福岡ソフトバンクホークスはタマホームスタジアム筑後でオリックス・バファローズと対戦した。

 

【8月4日 ウエスタン・リーグ タマスタ筑後 940人】

オリックス  `202001000 5

ソフトバンク `001110000 3

<バッテリー>

【B】佐藤、山田、◯/吉田凌(1勝2敗)、バルガス、齋藤、S/K-鈴木(0勝0敗1セーブ)――福永

【H】●/スチュワートJr.(1勝3敗1セーブ)、板東、田浦――渡邉

<本塁打>

【H】中谷2号

<スタメン>

【B】D渡部 3バレラ 4野口 5西野 9来田 6宜保 7池田 2福永 8元

【H】8真砂 7増田 3松田 9正木 2渡邉 5リチャード D中谷 4仲田 6勝連

先発したスチュワート(右)
先発したスチュワート(右)

<戦評>

 ソフトバンクは先発したスチュワートJr.がぴりっとせず、4回4失点で黒星を喫した。自責は2点。初回は松田、勝連の失策が点につながった不運もあった。しかし、変化球が制球できず、大きくすっぽ抜けて暴投となるシーンも。小久保裕紀二軍監督も「なかなか姿が変わらない。本人と話をする機会を設けます」と明かした。

 打線は三回に中谷将大の左越えソロ、四回は仲田慶介の適時打、五回は松田宣浩の適時打で1点ずつを返したが、反撃もそこまでだった。(了)

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抹消グラシアルに代わって松田昇格!小久保二軍監督が試合後に明かす

 松田宣浩内野手が5日の楽天戦(PayPayドーム)から一軍復帰する。この日のウエスタン戦後に小久保裕紀二軍監督が明言した。一軍では4日、、ジュリスベル・グラシアル内野手が腰痛などにより出場選手登録を抹消されており、空いた枠に松田が入ると思われる。

 松田は7月29日に新型コロナウイルスの濃厚接触者となる疑いがあり「特例2022」で出場選手登録抹消され、8月3日の二軍戦から実戦復帰。2戦目となったこの日も前日同様に「3番一塁」でスタメン出場し、3打席目の左前適時打を放つなど3打数1安打1打点だった。2戦合計では5打数2安打2打点の成績だった。

ドームなら2戦連発だった!?

 また、2打席目は左飛に倒れたが、左翼フェンス際への大きな飛球が逆風に押し戻された。小久保二軍監督は「昨日のライトフェンス直撃も含めて、ドームだったら2発ともホームランだったね」と笑っていた。

 松田はこの2試合を「試合に出ることが出来てよかったし、若い選手と一緒に野球が出来たのも良かった」と振り返った。一軍も二軍も関係なく、どんな場所でもどんな時でも常に全力で野球を向き合うのが松田の流儀だ。「調整のつもりでやっていない。明日から(一軍に)上がるけど、レギュラーという立ち位置じゃない。とにかく1つのピースとして、チームの戦力になれればいい。そのためにもこの2日間、しっかり松田宣浩というものを出せたと思う」と頷いた。

 今季、一軍ではまだノーアーチだ。「1本出れば、2本、3本と出るタイプ。頑張ります。打って結果を出したいし、チームを勝たせたい」と意気込んだ。

※写真はすべて筆者撮影

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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