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高橋純平、武者修行のプエルトリコWLで開幕投手!3失点黒星を今後巻き返せるか

田尻耕太郎スポーツライター
ホークス高橋純平投手(写真は9月の2軍戦・筆者撮影)

プエルトリコへの若鷹派遣は4年ぶり

 ホークス毎オフ恒例の若鷹武者修行。

 若手派遣では4年ぶりとなったプエルトリコ(‘16年オフに松坂大輔投手が参戦)には高橋純平投手、真砂勇介選手、周東佑京選手の3名が既に現地入りしている。また、球団から田之上慶三郎3軍投手コーチと鈴木清トレーナーも帯同している。

 現地時間の15日、プエルトリコ・ウィンターリーグが開幕した。ホークス勢が所属するのは「Gigantes de Carolina」。ホームで初陣を迎えたが、2対7で敗戦となった。

 同リーグの公式サイトによれば、開幕投手に選ばれたのは高橋だった。しかし、3回2/3を投げて4安打、2三振、1四球の内容で3失点を喫して負け投手となった。初回に2本のタイムリーを浴びていきなり3点を失った。

今季苦戦も、秋には光

 高橋純は3年目だった今シーズン、苦戦を強いられた。投球フォームに迷い続けた。2軍での成績が26試合1勝6敗、防御率6.46という結果に終わった。これでは1軍昇格できるはずもない。3年間で1軍登板は昨年の1試合しかない。

 それでも今季終盤には徐々に手応えを感じ始め、10月の宮崎フェニックスリーグでは5試合に投げて最初の試合で3失点したが、以降は4試合連続無失点を好投した。また、6イニングで9奪三振とアピールもした。本来、力は十分ある投手だ。

 とはいえ、中南米のウィンターリーグは結果を示していかなければ出番が激減し、途中で“クビ”になることだってある。高橋純にとって次回登板が非常に大事になる。

 また、真砂は3番センターでスタメン出場して4打数1安打2打点。チームで唯一の打点を挙げて気を吐いた。周東は代打で出場して1打数0安打ながら1得点をマーク。二塁の守備にも就いた。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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