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無敵のリーグ6連覇へ、ソフトバンク2軍開幕戦は阪神と。今季ウエスタン日程が発表

田尻耕太郎スポーツライター
タマスタ筑後の正面

早くも進化! 「若鷹の巣」HAKWSベースボールパーク筑後

1月23日、今季ウエスタン・リーグの試合日程がNPBより発表された。

開幕日は一軍よりも一足早い3月17日。リーグ6連覇がかかる福岡ソフトバンクホークスは地元タマスタ筑後で阪神タイガースと対戦する(13:30開始)。また、同日はナゴヤ球場で中日ドラゴンズ対広島東洋カープ(12:30開始)も行われる。

ソフトバンクにとっては、福岡県筑後市にファーム本拠地を移転して2年目のシーズンを迎える。

「筑後元年」だった昨シーズンは、当初見込の1.5倍以上も上回る12万7144人を動員し、二軍公式戦では55試合中13試合で「満員札止め」を記録した。

昨年の開幕戦はサヨナラ勝ちだった
昨年の開幕戦はサヨナラ勝ちだった

カフェ新設 ネット増設に駐車場の整備も

ソフトバンク球団筑後事業推進室の柴田三郎室長は「真の意味でのスタート。本当の1年目」と表現。施設の充実化をすすめている。

「Hawksベースボールパーク筑後」内にはカフェを新設される。さらに防球ネット増設、駐車台数の増台、トイレ問題の改善などにも着手しており、より安全で楽しめる施設へ、開場2年目にして早くも進化をしている。

「名称にあるように、もっとボールパークとしての魅力を高めたいんです」(柴田室長)

小さな子供から大人までが楽しめる遊具や機器などのレンタルサービスも行われる予定だ。

ナイター倍増。選手のため、ファンのため

タマスタ筑後でのナイターの様子
タマスタ筑後でのナイターの様子

また、この日発表された日程で明らかになったが、今季はナイター試合が大幅増になる。

18:00開始のタマスタ筑後での試合は、昨季の14試合(試合日程発表時・のちに変更され1試合増)から倍以上の30試合が予定されている。そのほかに17:00開始が2試合、16:00開始が2試合の薄暮試合も組まれた。選手、ファンの夏場の熱中症対策。また、ファンが平日により来場しやすくするための施策だという。

ウエスタンは132試合。さらに交流戦も

ウエスタン・リーグの予定試合数は、リーグ5球団各カード最大33回戦(1球団最大132試合)に、ファーム交流試合を加えた試合数になる。なお、中止による再試合は行わず、最終的な消化試合数での勝率をもって順位を決定する。

ソフトバンクの交流戦は、6月3日と4日に北海道日本ハムファイターズと鎌ヶ谷スタジアムで2連戦。6月17日と18日に読売ジャイアンツとタマスタ筑後で2連戦。9月2日と3日に読売ジャイアンツとジャイアンツ球場で2連戦。計6試合が組まれており、今シーズンは最大138試合の公式戦を戦うことになる。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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