江川がサヨナラ決めた! ソフトバンク2.5差

7月29日、ホークスの2軍はタマスタ筑後でドラゴンズと対戦した。

【7月29日 ウエスタン・リーグ タマスタ筑後 1,326人】

中日     040000100  5

ソフトバンク 020000301×  6

<バッテリー>

【D】三ツ間●、セプティモ、金子、浅尾、●又吉(2勝1敗2セーブ)――木下

【H】笠原、加治屋、星野、○バリオス(1勝1セーブ)――斐紹

<本塁打>

なし

サヨナラ打に喜ぶ江川
サヨナラ打に喜ぶ江川

<戦評>

首位攻防3連戦の初戦はソフトバンクがサヨナラ勝ちした。5対5の同点で迎えた9回裏、先頭の上林が右中間三塁打を放ち、その後2死二、三塁から江川がレフトへサヨナラ打を放った。江川のサヨナラ打はタマスタこけら落とし試合に続き今季2度目。

先制したのは中日。2回に赤坂、近藤、友永がタイムリーを放ち4点を挙げた。しかし、その裏にソフトバンクは釜元のタイムリー三塁打と斐紹の一塁適時打で2点を返した。2対5とされた7回裏には相手ミスと曽根の2点タイムリーで追いついた。

首位攻防初戦はソフトバンクの勝利。中日とのゲーム差を2.5差に広げた。第2戦は長崎、第3戦は佐賀で行われる。 (了)

3年目の背番号140曽根「諦めない。最後までアピール」

2安打に好守もあった曽根
2安打に好守もあった曽根

7月末。背番号140の育成選手の曽根海成(内野手、右投左打)は「気持ちがひりひりします」と言った。

今シーズン中に支配下登録されるための期限は、7月31日。

「今年が3年目。支配下入りへのアピールの気持ちを忘れたことはありません。必死です」

少し前に話を聞いたときにもそのように言っていた。育成選手は3年目のシーズンが終わると自動的に自由契約選手として公示される。つまりクビになる。再契約の道も残されてはいるが、背番号3桁のプレーヤーたちは「3年目」という言葉に恐怖感さえ感じながら、日々汗を流しているのである。

体つきが変わり、プレーに力強さ

曽根は昨年まで3軍が主戦場だったが、地道な体作りの成果もあり体つきも変わって、プレーに力強さが表れるようになってきた。以前は打球を引っ張れないほどひ弱だったが、140キロ台後半の直球に振り負けずにライト前ヒットを放ったり、内野守備でも捕球姿勢が安定しスローイングの精度が上がったり、成長を感じさせる。

この日は「2番遊撃手」でスタメン出場。第1打席、ストレートを引っ張ってライト前へ運ぶと、7回の第4打席では助っ人左腕のセプティモの変化球にくらいついて貴重な同点の2点タイムリーを放ってみせた。

「今日のヒーローは曽根」

また、守備でも8回、無死二、三塁の場面。前進守備ながら三遊間の強烈な打球に反応しダイビングキャッチすると、素早く起き上がって本塁に送球。三塁走者を挟んでアウトにした。結果的にこの回を0点で乗り切ったことが、チームのサヨナラ勝ちにつながった。殊勲打を放ったのは江川智晃だったが、「今日のヒーローは曽根」という言葉がベンチ内に飛んでいた。

「あと2日。まだ諦めていません。明日(30日)の長崎、31日の佐賀まで必死にアピールを続けるだけです」 (了)

中日先発も育成 三ツ間、8Kのうち見逃し5つ

中日先発の育成ルーキー三ツ間
中日先発の育成ルーキー三ツ間

また、この日の試合ではドラゴンズも育成選手が先発マウンドに立っていた。

ルーキーの三ツ間卓也だ。24歳になったばかりのルーキー。健大高崎から高千穂大学、BCリーグの武蔵を経て育成ドラフト3位で入団した。サイドスローの変則だが、140キロ台中盤をコンスタントにマーク。キレもあり、この試合は6回途中まで投げて5安打2失点。光ったのはイニングより多い8つの奪三振だ。うち見逃しが5つ。若鷹たちが切れ味鋭い直球に、手が出ない場面が目立った。

この試合のために名古屋からテレビ局も取材に訪れていた。中日の支配下枠はのこりあと1つ。滑り込めるか。