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プロ1号逆転満塁弾のニューヒーロー! ホークス上林誠知「昨夜は眠れなかった」

田尻耕太郎スポーツライター
今夜も熱戦が行われるヤフオクドーム

早出特打はまずバント練習から

衝撃のプロ1号逆転満塁ホームランから一夜明け、今日26日もナイターのロッテ戦(ヤフオクドーム)に臨むソフトバンク上林誠知外野手。正午過ぎにはグラウンドに現れ、全体練習前の早出特打に参加した。

「昨夜は眠れなかった。お祝いメールの返信も大変で(笑)」と言いつつも、疲れた表情はなし。まず向かったのは打撃ケージではなくバント練習。「自分はホームランバッターではない。ヒットをたくさん打ちたい」と語る左打者は、前夜の本塁打を余韻から自分を律するようにボールを転がし続けた。

同級生の活躍に喜びと刺激

また、25日は仙台育英高校時代の同級生で現在仙台大学2年生の馬場皐輔投手が、プロ・大学交流戦に登板して楽天2軍に対して6回まで1安打に抑えるなど7回途中2安打2失点の快投を見せていた。最速150キロをマークする評判の右腕だという。

そのニュース記事を上林に見せると驚いた表情を見せつつ、「やりますね」とにやり。「僕の頃は2枚看板で、馬場は背番号10番でした。高校時代も140キロ台後半を投げていましたが、大学に行ってまた速くなったみたいですね。1番(鈴木天斗投手)の方? 東北福祉大にいます。同じリーグですね」と嬉しそうに話した。甲子園で準優勝に輝いた後輩たちに続き、大学球界で頑張る同級生からもまた刺激を受けた様子だ。

注目度は急上昇

26日、フリー打撃を行う上林には数多くの報道陣の視線と何台ものカメラが向けられていた。一躍、次代のスター候補となった背番号51は今夜また、どんな活躍を見せてくれるだろうか。

ソフトバンク×ロッテは18:00プレーボール。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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