選手の頑張りに支えられているサッカーが内包する矛盾

2010年南アW杯本番で突如、布陣を変えた岡田監督(写真:ロイター/アフロ)

 湘南ベルマーレ、チョウ・キジェ監督のパワハラ疑惑。Jリーグが調査を行っているとされるが実際はどうだったのか、もちろん僕には知る由もない。ただ、他との違いとしてひとつ分かりやすいものがあるとすれば、それはサッカーそのものの厳しさである。

 湘南の選手は毎試合、人一倍頑張っているように見える。勤勉で実直。こう言っては何だが、少々技量の劣るところを激しい動きでカバーしようとするファイティングスピリットにも溢れている。

 この状況をどう見るか。その泥臭さ溢れる頑張りはともすると美しい姿として映る。その一方でかなりキツそうにも映る。ギリギリの戦いを強いられている。そんな感じだ。

 タイムアップの笛が鳴ったとき、ピッチにへたり込むぐらい全力でプレーせよとは、かつては当たり前のように言われたものだ。余力を残さず最後まで力を振り絞って走り切れと監督、コーチ、指導者、さらにはテレビ解説者まで、何の疑いもなく選手に頑張りを強要した。

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杉山茂樹

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たかがサッカーごときに、なぜ世界の人々は夢中になるのか。ある意味で余計なことに、一生懸命になれるのか。馬鹿になれるのか。たかがとされどのバランスを取りながら、スポーツとしてのサッカーの魅力に、忠実に迫っていくつもりです。世の中であまりいわれていないことを、出来るだけ原稿化していこうと思っています。刺激を求めたい方、現状に満足していない方にとりわけにお勧めです。

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スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、2018年ロシア大会で連続10回現地取材となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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