来年の見どころは「浦和対神戸」といいたくなる理由

ダビド・ビジャ対モドリッチ 13ー14CL決勝@リスボン(写真:Maurizio Borsari/アフロ)

 ベガルタ仙台を倒し天皇杯を制した浦和レッズ。獲得した通算タイトルはこれで8となった。この冠数はJクラブ全体では3位。2位は9冠のガンバ大阪で、1位は先日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制し20冠に輝いた鹿島だ。

 鹿島の断トツぶりが目に止まるーーという見方が一般的だと思うが、2位以下を実績で大きく引き離している割には、ビッグクラブ的な雰囲気に欠けることも事実。その点では浦和に劣る。

 ビッグクラブ度を推し量るバロメータといえば年間予算の額になる。2017年の収支報告によれば、浦和の営業収支は全体のトップにあたる約79.7億円で、鹿島の約52.3億円を27億円強も上回っている。

 大小関係が鮮明になるもう一つの要素は、ホームスタジアムの器だ。埼玉スタジアムが63700人であるのに対し、鹿島スタジアムは40728人。平均入場者数でも35502人と19434人の関係にある。

 実績を残してきた鹿島に対し、スケール感で対抗する浦和。しかし両者は、スペインにおけるバルセロナとレアル・マドリーのようなJリーグにおける2大クラブかといわれると、そこまで圧倒的ではない。最近の実績では川崎フロンターレの方が上だ。現在2連覇中。川崎は盟主の座を巡る争いに割って入ろうとしている。

 浦和、鹿島、川崎。この3チームを追うのがガンバ大阪、横浜Fマリノス、FC東京、名古屋グランパスの4チームだ。予算規模を物差しにすると上位を維持して当然のチームになる。

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杉山茂樹

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たかがサッカーごときに、なぜ世界の人々は夢中になるのか。ある意味で余計なことに、一生懸命になれるのか。馬鹿になれるのか。たかがとされどのバランスを取りながら、スポーツとしてのサッカーの魅力に、忠実に迫っていくつもりです。世の中であまりいわれていないことを、出来るだけ原稿化していこうと思っています。刺激を求めたい方、現状に満足していない方にとりわけにお勧めです。

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スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、2018年ロシア大会で連続10回現地取材となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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