斎藤学のドリブルと、ロッベン、ネイマールとの違い

写真:岸本勉/PICSPORT

4-2-3-1を布く日本代表の、その3の左。その候補の一番手に来るのは、ヘルタベルリンで今季、常時先発を飾っている原口元気になる。

起用される場所が不透明な清武弘嗣も、候補といえば候補だが、同系の選手では、同じように今季、エイバルでスタメンを確保している乾貴士も見逃せない存在になっている。

いずれも得意技は、切れ味のあるドリブルだ。しかし、アタッカーとしてみた場合、どこかに物足りなさが残る。得点力。シュート力だ。両者とも利き足は右だ。左サイドでボールを受けた瞬間、選択肢は主に2つ。縦に行くか、内へ切れ込むかだ。

内へ切れ込めば、使用する足は右。利き足になる。期待したくなるのは強いシュートだ。このプレイは、左利きの選手には期待しにくい。4-2-3-1の3の左に、右利きの選手を置く一番の理由だ。得点への期待感に他ならない。

だが、原口が今季マークしたゴールは18試合で僅かに1。代表チームでは最終予選の5試合で4点マークしているが、期待感の基準となるのはやはり平素。ブンデスリーガでのプレイぶりだ。一方の乾は17試合で0。両者とも、得点への期待を抱きにくいプレイを所属チームで続けている。ポジション的見地から見て、17、18試合に出場したなら、相応しいミニマムなゴール数は4、5点になる。

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たかがサッカーごときに、なぜ世界の人々は夢中になるのか。ある意味で余計なことに、一生懸命になれるのか。馬鹿になれるのか。たかがとされどのバランスを取りながら、スポーツとしてのサッカーの魅力に、忠実に迫っていくつもりです。世の中であまりいわれていないことを、出来るだけ原稿化していこうと思っています。刺激を求めたい方、現状に満足していない方にとりわけにお勧めです。

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スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、2018年ロシア大会で連続10回現地取材となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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