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本田ジャパンふたたび? 4年後のために再考すべき香川真司の適正ポジション

杉山茂樹スポーツライター

ブラジルに0−4で惨敗すれば落胆。監督批判が噴出し、翌月、ホームでホンジュラスに6−0で圧勝すれば、胸をなで下ろす。監督批判も収束する――

その国のサッカーのレベル、すなわちサッカー偏差値は、サッカーを構成する各要素(選手、監督、審判、ファン、メディア等)の平均値で決まる。すなわち、各要素は相殺し合う関係にある、とは僕の持論だが、日本のサッカーのレベルが停滞する理由は、代表を取り巻くいまの日本を見ればよく分かる。

ブラジルに惨敗した日本も、ホンジュラスに大勝した日本も、同じ日本。アギーレ監督率いる日本代表だ。異なるのは相手のレベルであって、アギーレジャパンの本質には大きな変化はない。それに対して、メディアとそれに大きく影響されるファンは、一戦ごとに負ければ悲しみ、勝てば喜ぶ。定見なくコロコロと反応を変える。

新監督就任5試合目にしてこの調子だ。アギーレジャパンより、僕はそれを取り巻く日本サッカー界の方が心配になる。これでは、進歩の妨げになりかねない。いまは、多少時間が経過しても大きな変化が起きそうもない普遍的な問題について語るべき時だと思う。

最終ラインの4人と本田と香川。アギーレが、勝利を最大の目的に戦ったとおぼしきホンジュラス戦で、フル出場をはたしたのはこの6人だった。最終ラインは、できればあまり手をつけたくない場所。この場合、フル出場により重みがあるのはアタッカーになる。

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スポーツライター

スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、プレスパス所有者として2022年カタール大会で11回連続となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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