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クリスマス寒波の襲来近づく、山陰北陸はドカ雪警戒、九州でも大雪警報のおそれ

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
雪の長崎の路面電車(写真:GYRO_PHOTOGRAPHY/イメージマート)

強烈クリスマス寒波襲来へ

上空1500メートル付近の寒気予想(ウェザーマップ)
上空1500メートル付近の寒気予想(ウェザーマップ)

強烈なクリスマス寒波に警戒が必要です。

きょう22日(水)午後3時、気象庁からも早々とこの寒波襲来に関する全般気象情報が発表になりました。

25日(土)は南の海上を低気圧が通過した後、徐々に冬型の気圧配置が強まり、夜には大陸から大規模な強烈寒気がどっと流れ込んでくる予想です。

注目すべきは、上空1500メートル付近の-12度以下のラインで、寒気がピークとなる26日(日)には九州から関東にかけて南下してきますが、この寒気は通常、北海道付近にあるもので、九州から関東にとっては、師走最強クラス、年間を通しても数回あるかないかという強烈な寒気と言えます。

山陰北陸はドカ雪警戒 九州でも大雪警報のおそれ

大雪警報級の可能性(ウェザーマップ)
大雪警報級の可能性(ウェザーマップ)

気象庁から早期注意情報(大雪警報級の可能性)が発表になっており、26日(日)は九州から山陰、北陸にかけて、また27日(月)は山陰から北陸にかけて出されています。

九州での大雪警報の基準は、12時間降雪量が平地で10センチ、山地で15センチから20センチ程度となっており、26日(日)は九州南部の鹿児島を含めて、広く積雪が生じ、平地を含めて大雪となるおそれがあります。

また山陰から北陸にかけては警報級の大雪が2日間にわたって降り続くおそれがあり、特に活発な雪雲(日本海寒帯気団収束帯)がかかる時間帯は、みるみる積雪が増え、数時間で15センチから20センチ以上、半日で50センチを上回るようなドカ雪に見舞われるおそれがあります。

風も強く吹くため、吹雪となる所も多いでしょう。

年末のクリスマスの時期で、さらに日曜日も絡むため、帰省やスキー場などへお出かけの方も多いと思います。今後気象庁からクリスマス寒波に関する詳細な降雪情報などが発表されるかと思いますが、交通機関への影響をはじめ、国道や高速道路などでの車の立ち往生などに、くれぐれも注意、警戒が必要です。

26日(日)は、全国で大雪、吹雪、晴れても極寒

26日(日)の全国予報(ウェザーマップ)
26日(日)の全国予報(ウェザーマップ)

26日(日)の全国の予報をご覧ください。

まず注目は九州でも雪となるため、福岡と鹿児島は雪予報となっています。

特に福岡は曇り時々雪で、最高気温は平年より約10度も低い2度と予想されており、これは福岡にとって数年に1度あるかないかの極寒となります。さらに寒気の強さによっては1度程度で終わってしまう可能性も考えられます。

また金沢は最高気温が1度で、寒気の強さによっては0度くらいで終わってしまう可能性もあり、もし0度に届かない1日中氷点下となれば、ほぼ20年ぶりの真冬日出現となります。

さらに東京、名古屋、大阪も5度程度と、冷蔵庫の中にいるような空気の冷たさとなり、東京などは日差しがあっても非常に厳しい寒さとなるでしょう。

クリスマス寒波の襲来は、26日(日)をピークに27日(月)にかけて続きますので、大雪や吹雪、厳しい寒さ(極寒)などに、十分警戒してください。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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