晴天域の中にポツンと雲のかたまり

※12時20分追記

雲のかたまりは、気象庁の解析で、きょう21日(月)午前9時に熱帯低気圧となりました。

雲形とひまわり可視画像(ウェザーマップ)
雲形とひまわり可視画像(ウェザーマップ)

タイトル画像をみると、現在日本の南、広大な太平洋の中に、ポツンと活発な雲のかたまりが発生している様子がうかがえます。

この雲域を雲形が分かる雲情報(上図左)で見てみると、所々に赤色で着色された活発な積乱雲が発生していることが分かり、その雲頂高度は16000メートル以上と計算されています。

今後は熱帯擾乱として顕在化予想

実況天気図と予想天気図(ウェザーマップ)
実況天気図と予想天気図(ウェザーマップ)

気象庁が発表している実況天気図を見ると、きょう21日(月)午前3時の段階では特に何も解析はされていませんが、あす22日(火)午後9時にはLマークが予想されています。

これは低圧部と呼ばれるもので、周囲よりも気圧が低く、低気圧性の循環は認められるものの、その中心位置がハッキリとしない熱帯擾乱(ねったいじょうらん)のことで、循環の中心位置がハッキリとすれば、熱帯低気圧に呼び名が変わります。

JTWCでは熱帯低気圧の発生を示唆

JTWCの予想
JTWCの予想

参考までにJTWC(米軍合同台風警報センター)によると、上述の雲のかたまりは、すでに監視対象となっており、今後24時間以内に発達する、あるいはすでに発達が始まっているという情報発表となっています。

まだ台風警報を出す基準には達していないものの、Tropical Cyclone Formation Alert(熱帯低気圧発生注意情報)が発表されています。

不確実だが梅雨前線を刺激する可能性も

太平洋高気圧、梅雨前線、熱帯擾乱の予想(ウェザーマップ)
太平洋高気圧、梅雨前線、熱帯擾乱の予想(ウェザーマップ)

今週25日(金)の予想をみてみると、日本の東海上で強まる太平洋高気圧の西側に南北に突っ立つように梅雨前線の雨雲が伸びており、伊豆諸島は大雨になるおそれがあります。

さらに太平洋高気圧の中にスッポリと円形になった気圧の低い部分があり、これがはるか南の海上から北上してくる低圧部あるいは熱帯低気圧などの熱帯擾乱だと思われます。

これがどこまで顕在化した状態で北上してくるのかはまだまだ不確実な状況ですが、週末頃にかけて、停滞している梅雨前線を刺激し、活動を活発化させる可能性もありますので、今後の動向に注視したいと思います。