関東甲信地方でも58年ぶりの早い梅雨入りがあるのか?

西日本にかかる梅雨前線の雲(ウェザーマップ)

関東甲信で梅雨入りすれば58年ぶりの早い記録

関東甲信地方の梅雨入りの早い年、1951年以降(筆者作成)
関東甲信地方の梅雨入りの早い年、1951年以降(筆者作成)

きょう15日(土)午前11時、気象庁から九州北部、四国、中国地方が梅雨入りしたとみられると発表がありました。

いずれも速報値ではあるものの、このまま確定すれば、四国は1951年の統計開始以来最も早く、九州北部中国地方はともに2番目に早い記録となります。

もしこの流れで関東甲信地方が数日以内に梅雨入りとなれば、上図の通り、1963年5月6日以来、58年ぶりの早い記録ということになり、また過去2番目に早い記録が2011年5月27日ですから、この2番目に早い記録も大幅に更新するということになります。

ちなみに図中の青色表示は平年より早く、赤色表示は平年より遅いことを表しており、過去の例から梅雨入りが早い年は梅雨明けも早いのではなく、逆に梅雨明けは遅れる傾向があり、だらだらと長梅雨になる傾向があることを表しています。

では気象庁は関東甲信地方の梅雨入りを発表するのでしょうか?

梅雨入りをもたらした雨雲が東へ北へ広がる

16日間予報(数値は降水確率、アルファベットは信頼度で、Aが高く、Eが低い、ウェザーマップ)
16日間予報(数値は降水確率、アルファベットは信頼度で、Aが高く、Eが低い、ウェザーマップ)

ウェザーマップが発表している最新の16日間予報をみると、まずきょう15日(土)梅雨入りが発表された福岡、高知、広島はやはり傘マークがずらりと並んでいます。

例年、この時期には数日間、あるいは一週間程度、曇りや雨のぐずついた天気が続くことがあり、これを梅雨の走り、または走り梅雨などと呼んでいます。いわば本格的な梅雨に向かう前の梅雨の予行演習といった感じですが、気象庁もこの段階で梅雨入りを発表することはほとんどありません。

ところが今年は予報をみても分かる通り、このぐずついた天気が一週間どころか、二週間以上も続くような計算となっており、このことからも梅雨の走りではなく、本格的な梅雨がやってきたという判断の下、あまりに早くても梅雨入りを発表するに至ったのではないかと思われます。

では関東甲信の梅雨入りはどうでしょうか?

西日本に梅雨入りをもたらした雨雲が今後、東や北へ広がり、あす16日(日)から18日(火)頃にかけて、雨が降りやすくなりそうです。

その後、19日(水)頃はいったん梅雨前線が南下し弱まるため、一時的に晴れ間が広がる予想ですが、その後は再び梅雨前線の影響を受けて連日雨が降りやすくなる予想です。

このあたりはきょう梅雨入りが発表された西日本と同様の傾向であり、この流れからすれば、関東甲信地方でも本格的な梅雨が到来したとみなされ、数日以内に梅雨入りが発表されてもおかしくありません。気象庁の判断次第となりそうです。

ただ梅雨入りが発表される、されないにかかわらず、今後しばらくは晴れる日が極端に少なくなり、また梅雨最盛期を思わせるような暖湿流が西日本を中心に時折流れ込む見込みで、5月とは思えないような雨の降り方をするおそれがあります。

目先、週明けにかけて、西日本を中心に、広い範囲で大雨となるおそれがあり、気象庁から大雨情報が出されていますので、雨による災害に十分警戒をして下さい。