Yahoo!ニュース

北海道は先日の真夏日から一転、雪化粧の所も?関東は激しい雷雨に注意

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
北海道の雪道(写真:アフロ)

強い寒気で北海道は内陸中心に雪に

雪や雨の予想(ウェザーマップ)
雪や雨の予想(ウェザーマップ)

3日前の日曜日(5月3日)、本州付近で30℃以上の真夏日が続出した日、北海道でも季節外れの暑さとなり、十勝地方を中心に4地点(陸別、中徹別、糠内、足寄)で今年初の真夏日を観測しました。

ところが今度は一転、上空に一か月前の冷たい空気が流れ込むため、今夜からあす7日朝にかけて、内陸を中心に雪が降る見込みです。

今夜午後10時の雪や雨の予想をみると、先日真夏日となった陸別など十勝地方を中心に、オホーツク海側にかけて雪が降り、積雪となる所もありそうです。

内陸を中心に雪化粧する所も

7日午前6時までの予想降雪量(ウェザーマップ)
7日午前6時までの予想降雪量(ウェザーマップ)

あす7日午前6時までのコンピュータによる予想降雪量は、標高が500メートルを超えるような山沿いや山間部で、3センチ~10センチ位。その他、内陸でも1センチ以上を示す濃い青色が広がっており、3日前に真夏日を記録した陸別などでも、うっすらと雪化粧するかもしれません。

北海道はGWが明けても、オホーツク海側や山沿いなどを中心に雪が降ることがありますので、この時期の雪はそれほど珍しくはないと思いますが、さすがに3日前に30℃以上の真夏日となった所で雪化粧するというようなことになれば、滅多にない現象だと思われます。

関東は激しい雷雨に要注意

関東の雷雲の様子(6日16時気象庁)
関東の雷雲の様子(6日16時気象庁)

一方、関東地方も上空の寒気の影響で、北部を中心に雨雲が発達し、雷を伴って激しい雨の降っている所があります。

関東地方を中心に、広く雷注意報が出され、今夜遅くにかけて、雷を伴った大雨となる所があるでしょう。

落雷や突風、ひょうなどにも注意が必要です。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

杉江勇次の最近の記事