関東地方と九州北部地方で春一番、北日本は大荒れ警戒
東京北の丸で基準を満たし、春一番
タイトル画像にもある通り、きょうは低気圧が日本海を発達しながら進んでいる影響で、各地で南風が強まっており、この風が関東地方で春一番となりました。またけさにかけて九州北部地方でも春一番が吹きました。
関東地方の春一番は、立春から春分までに吹く初めての強い南風で、東京北の丸で平均約8メートル以上の風(最大風速)を観測することが条件となっています。
東京北の丸では、午前10時頃から南風が強まりだし、午前10時51分までの平均風速が8.1メートルとなり、条件を満たしたため、春一番の発表となりました。気温も17℃を超えて、4月並みの陽気となっています。
関東地方で2月中に春一番が吹くのは3年ぶりとなります。
爆弾低気圧で北日本は大荒れ警戒、花粉も大飛散か?
春一番は、東日本や西日本で発表されており、年によって一斉に吹くこともあれば、バラバラに吹くこともあり、また期間限定ですから、吹かない年もあります。
一斉に吹く年は、低気圧が日本海で顕著に発達しながら東進する時で、2009年、2007年、2004年などが当てはまります。このような年は春一番が大荒れとなることがあり、警戒を要します。
またバラバラに吹く年でも油断は出来ずに、非常に強い風を伴うことがあります。
今年は後者のパターンで、2月12日に四国で、2月16日に東海、北陸で吹くなど、バラバラに吹いている年ではありますが、あす日曜日にかけて、低気圧が急速に発達し、いわゆる爆弾低気圧となりながら、北日本付近を通過する見込みです。
北日本は春の嵐から冬の嵐に変わり、日曜日にかけて、最大瞬間風速30メートル以上の暴風を伴った猛烈な吹雪となる所があるでしょう。
交通機関に影響するおそれもあり、警戒が必要です。
また関東から九州は、日曜日から月曜日にかけて、非常に多くの花粉が飛び、場所によっては猛烈な飛散(大飛散)となるおそれがありますので、あわせて注意が必要です。