日曜日~月曜日は、関東甲信の内陸や山沿いで雪に注意
南岸低気圧が通過する予想
22日(日)~23日(月)にかけて、日本の南海上を前線を伴った低気圧が通過する見込みです。
これは寒気の強さによっては、冬季の関東甲信地方に最も雪を降らせることが多い、いわゆる南岸低気圧のパターンとなります。
ひとつの目安となる上空1500メートル付近の寒気の予想をみると、平野部で雪の可能性が非常に高まる-6℃程度の寒気は東北地方まで北上していますが、山沿いで雪が降り、平野部でも雪が混じる可能性のある0℃以下の寒気が関東をすっぽりと覆う予想です。
このため、関東の山沿いや甲信地方では雪で降る所も多いとみられ、積雪に注意が必要です。
また東京都心など、平野部では冷たい雨が主体となりそうですが、雪の混じる可能性もあり、凍える寒さとなりそうです。
関東甲信は日曜日の午後から雨や雪
きょう昼に発表された最新の予想では、関東甲信地方は、日曜日の昼過ぎから夕方にかけて、雨の範囲が一気に広がり、山梨、長野、あるいは日光、秩父など、標高の高い所では雪となる予想です。
都内に関して言えば、東京都心は冷たい雨、多摩地方でも八王子あたりは雨が主体の予想ですが、標高が500メートル以上となる奥多摩あたりは白い表示で、雪が主体となる予想です。
関東甲信は月曜日の朝まで雨や雪
関東甲信地方で雨や雪がピークとなるのは、日曜日の夜から月曜日の明け方頃となりそうで、山梨や長野、関東の山沿いでは雪が主体で降り続く計算です。
また宇都宮や前橋など、北部の平野部でも雪が混じり、みぞれとなるかもしれません。
一方、東京都心をはじめ、関東の平野部ではほぼ雨が主体の予想で固まっていますが、予想以上に寒気の流れ込みが強まったり、降水が強まったりすれば、平野部までみぞれや雪の範囲が広がってくる可能性もまだ残っている状況です。
内陸や山沿いは積雪に注意
コンピュータの計算による、日曜日午前9時から月曜日午前9時までの24時間の降雪量予想では、山沿いの多い所では10センチから20センチ程度の降雪が見込まれており、峠などではかなり積雪の増える所もあるでしょう。
都内でも標高500メートル以上の奥多摩方面では5センチ以上の降雪が予想されていますので、念のため、積雪対策を心掛けた方がいいかもしれません。
なお、上記の予想は最新のコンピュータの計算によるもので、気象庁の公式発表ではありません。
今後気象庁から発表される可能性のある雪情報に注意するとともに、低気圧や寒気の流れ込みの変化などにより、状況が大きく変わることも考えられます。
最新情報にご注意下さい。