台風27号、季節外れの沖縄接近か?本州付近も油断ならず?

台風27号の雲の様子(20日15時ウェザーマップ)

先島諸島(沖縄)へ接近するおそれも

台風27号の予報円(ウェザーマップ)
台風27号の予報円(ウェザーマップ)

最新の台風情報(気象庁発表)

きょう午前9時、フィリピンの東海上で台風27号が発生しました。

台風は海水温27℃以上の海域をやや発達しながら北上し、一時的に暴風域を伴う台風として、あす木曜日には北緯20度ラインを越える予想です。

その後は海水温が下がることや北側にある冷たい空気にぶつかるなどして勢力が弱まり、あさって金曜日から土曜日にかけて、石垣島など先島諸島へ接近しつつ、熱帯低気圧に変わる見込みとなっています。

11月に5個発生は28年ぶり

台風27号の発生で、今月(11月)は、3日の23号、5日の24号、12日の25号、13日の26号に次いで5個目の発生となり、11月としては1991年以来28年ぶりに5個以上の発生となりました

11月の発生数が過去最も多いのは6個ですが、今月はまだ10日も残っているため、発生数がさらに増える可能性があります。

11月以降の台風接近、沖縄は珍しくない?

統計のある1951年以降で、11月以降の台風接近を調べてみると、本土へ接近した台風はわずかに3個しかありません。(このうち1個は上陸台風

一方、沖縄地方へ接近した台風は30個もあり、平均すると2年に1個程度は接近している計算です。特に2004年1984年の2個は、12月に入ってからの接近で、まさに季節外れの師走台風といった様相でした。

本州付近も油断ならず?

師走に沖縄へ接近した台風(ウェザーマップ)
師走に沖縄へ接近した台風(ウェザーマップ)

上述のように11月以降、本州付近へ台風が直接影響することは非常にまれなのですが、なかには台風が姿を変えて大荒れの天気をもたらすことがあります。

その例が上に示した2004年の12月です。

先島諸島に接近した台風27号は消滅したものの、その北側に発生した低気圧に台風の暖湿気が乗り移るような形となったため、この低気圧が急激に発達し、本州付近を通過したため、全国各地で大荒れの天気となりました

特に低気圧の暖域(すぐ南側)に入った関東や東海で風が強まり、最大瞬間風速は東京で40.2メートル、横浜で43.4メートル、千葉で47.8メートルなど記録的な暴風に見舞われました。

今回も台風27号は沖縄に接近するとともに消滅する見込みですが、なかにはこれに伴う暖湿気が活発な雨雲を形成し、日曜日から月曜日頃に本州付近を通過させる計算も見受けられます。

今後の最新情報にご注意下さい。

参考:デジタル台風