週末の関東はまたザーザー降りか?
北と西で少雨、その真ん中で多雨傾向
この1か月間の降水量の平年比をみると、北と西で平年より降水量が少ないことを示す茶色が目立っており、少雨の傾向となっているのに対し、その真ん中の関東などは平年より多雨を示す緑色が広がっています。
実際の降水量は、東京で214.0ミリ(156%)、神奈川県海老名302.5ミリ(200%)、静岡404.0ミリ(200%)などとなっている一方で、青森11.0ミリ(15%)、高松31.0ミリ(31%)、日田35.5ミリ(21%)などとなっています。
梅雨前線は次第に北上へ
あす木曜日は日本付近が高気圧に覆われるため、広い範囲で青空が広がるでしょう。
先週7日(木)から梅雨空の続いていた東京も1週間ぶりにいっぱいに青空が広がる見込みです。
金曜日になると東シナ海の梅雨前線上に低気圧が発生するとともに次第に北上してくる見込みで、西日本では次第に雨の所が多くなるでしょう。
そしてこの低気圧が週末の関東に再び大雨をもたらすかもしれません。
金曜日は西日本で梅雨入り発表も?
北上する梅雨前線や低気圧の影響で、金曜日は西日本で太平洋側から雨が降り出し、一部では雨雲が発達するため、本降りとなる所もあるでしょう。
西日本の雨は土曜日まで広く降り、日曜日も雲の多い天気が続く見込みですから、まだ発表されていない四国や近畿など、西日本の梅雨入りも金曜日に雨が降るタイミングで発表されるかもしれません。
土曜日は東京などでザーザー降りか?
土曜日になると梅雨前線上の低気圧が発達しながら関東地方へ進んでくる見通しで、活発な雨雲が土曜日の明け方頃から関東や東海の沿岸部にかかってくる予想です。
土曜日の日中にかけて関東の降水量は50ミリ前後の計算で、神奈川西部や静岡県など山沿いでは100ミリ程度の計算となっている所もります。
東京はおととい月曜日に日雨量92.5ミリの今年一番の大雨が降りましたが、もしかしたらこの雨に匹敵するような雨となるかもしれません。
また紀伊半島から九州にかけての太平洋側でも、南に向いた斜面を中心に総雨量100ミリ~200ミリ程度が計算されています。
雨の降り方によっては先日広島などで発表された大雨に関する警戒レベル4以上が出される可能性もありますので、今後の大雨情報などに注意が必要です。