記録的な暖気到来へ。週末は広く真夏日、猛暑日の所も?運動会は要注意。

暑い都心(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

週末にかけて、記録的な暖気流入

上空1500メートル付近の気温予想(ウェザーマップ)
上空1500メートル付近の気温予想(ウェザーマップ)

西日本から東日本の太平洋側を中心に激しい雨をもたらした雨雲は、ようやく日本の東へ抜けようとしています。

関東以西の河川では、この春以降、少雨傾向にあり、取水制限の行われていた所もありましたので、そのような場所では恵みの雨となった所もあったようです。

ところで、今回の雨が終わった後、しばらく雨の気配はなく、晴れて気温が上がりそうなのですが、特に週末は大陸から日本海を経由して、この時季としては記録的ともいえるような暖気が北日本を中心に流れ込む予想です。

上空1500メートル付近の気温の予想をみると、金曜日はまだそうでもありませんが、土曜日から日曜日にかけて、大陸からの暖気が一気に流れ込む北日本を中心に平年より高いことをあらわす赤一色となっています。

実際に札幌と秋田の午後9時の上空の気温予想は以下の通りです。

札幌

24日(金)8.0℃(+1.5℃)

25日(土)17.5℃(+10.9℃)

26日(日)19.8℃(+13.0℃)

秋田

24日(金)7.9℃(-0.4℃)

25日(土)16.7℃(+8.3℃)

26日(日)19.3℃(+10.7℃)

()内には平年比較を示しましたが、札幌の26日は平年より13℃も高く、もし予想通りならば、5月の午後9時の記録、2001年5月14日18.5℃を上回り、過去最も高い気温を更新することになります。

まさに週末の日本列島は北日本を中心に、記録的な暖気に覆われるといっても過言ではないでしょう。

ちなみに上空1500メートル付近で15℃以上の暖気は、晴れれば地上付近で30℃以上の真夏日をもたらす暖かな空気です。

さらに18℃以上になると、これは海風の入りづらい内陸で35℃近くまで上げる力を持った暖気で、晴れ具合やちょっとした風向き次第では35℃以上の猛暑日をもたらすことも考えられる暖気です。

東京都心も2日連続の真夏日予想

全国の予想最高気温(気象庁)
全国の予想最高気温(気象庁)

気象庁から発表された週間予報の最高気温に注目しましょう。

ほぼ晴れて日差しが強く、上空の気温も日に日に上がっていくため、30℃以上の範囲が週末を中心に広がる予想です。

名古屋、大阪、松江、広島など、けっこう広い範囲で3日連続30℃以上の真夏日となる予想ですが、東京都心でも26日、27日と2日連続で30℃の真夏日予想となっています。これまで東京都心で5月に2日連続で真夏日を記録したのは2015年の一度しかありません。25日と28日も29℃の予想となっていますので、もし3日以上連続で真夏日を記録するようなことがあれば、1876年の観測開始以来、5月としては初めてのこととなります。

また画面にはありませんが、週末は旭川や帯広など、北海道でも内陸を中心に真夏日となる予想で、帯広は26日に32℃が予想されています。北海道でも5月としては記録的な暑さとなるかもしれません。

関東甲信の内陸などでは猛暑日か?

関東甲信の予想最高気温(気象庁)
関東甲信の予想最高気温(気象庁)

週末に最も暑くなる可能性がある場所は関東甲信地方の内陸部です。

熊谷では33℃、前橋や甲府では32℃が予想されており、気象庁が予想している最高気温の誤差幅の高い方では、36℃から37℃が予想されています。

ひょっとしたら今年初めての猛暑日地点が何か所か出るかもしれません。

今週末は春の運動会シーズンが佳境に入る時期で、多くの所で予定されていると思いますが、日差しが強く、真夏のような季節外れの暑さとなりそうです。

上記のようにほぼ全国的に熱中症のリスクが高まりますので、なるべく昼前までに終わるようなスケジュールやこまめな休憩、水分補給をかかさないようにした方がいいでしょう。

特に幼稚園や小学校の運動会などは十分に注意をなさって下さい。

猛暑日が出現する時期

気象庁の暑さの統計によると、去年全国で初めて35℃以上の猛暑日となった日は6月25日で、全国の10地点で猛暑日となりました。

その前の2017年は5月21日、2014年は5月31日、2013年は5月24日という具合に、近年5月下旬でも猛暑日を記録することは珍しいことではなくなっています。