週明けにかけて恵みの雨。でも大雨には警戒が必要。

大雨の様子(GYRO PHOTOGRAPHY/アフロ)

少雨傾向が続く、取水制限も

60日間の降水量(気象庁より)
60日間の降水量(気象庁より)

上図はきのうまで、60日間の降水量の平年比較です。

この春以降、全国的に少雨の傾向が続いており、北日本や北陸には平年より雨量が多いことを示す青色の地点もありますが、多くの所で平年より雨量が少ないことを示す黄色系が広がっています。

特に関東から九州にかけては茶色の平年比50%以下の所も目立っている状況です。

主要な地点を調べると以下の通りです。

東京50%(125.5ミリ)

甲府41%(68.0ミリ)

名古屋59%(165.5ミリ)

大阪46%(111.5ミリ)

広島46%(141.0ミリ)

高知57%(296.0ミリ)

福岡44%(111.5ミリ)

この少雨に関して、気象庁から4月25日に「東・西日本太平洋側の少雨に関する全般情報」が出されました。その後ゴールデンウィークにややまとまった雨が降ったものの、依然として少雨の傾向が続いています。

また国土交通省の発表によると、5月13日現在、関東以西の6水系7河川で取水制限を行っており、特に愛知県の宇連ダムでは貯水量が底をつく寸前の状態となっています。

西から恵みの雨、でも大雨に警戒

今週は奄美や沖縄で梅雨入りの発表がありましたが、この湿った空気がいったん本州付近へ北上してくるため、週明けにかけては西日本を中心に広い範囲でまとまった雨となるでしょう。

少雨の続いている所にとってはまさに恵みの雨ということになりますが、雷を伴って激しく降る恐れもあり、大雨に伴う災害には警戒が必要です。

月曜日は西日本で雨雲発達へ

月曜日午後9時の雨雲予想(ウェザーマップ)
月曜日午後9時の雨雲予想(ウェザーマップ)

きょう土曜日は九州で雨脚が強まっており、九州南部には大雨に関する情報も出されています。

あす日曜日になるといったん小康状態となりますが、月曜日は前線に伴う活発な雨雲が西日本へ広がり、特に夜の帰宅時間は四国を中心に雨が激しく降る恐れがあります。

火曜日朝は近畿や北陸で雨脚強まる

火曜日朝6時の雨雲予想(ウェザーマップ)
火曜日朝6時の雨雲予想(ウェザーマップ)

その後火曜日にかけて、雨雲は一段と発達しながらゆっくりと東進する見込みです。

火曜日朝の通勤通学の時間帯は特に近畿や北陸でザーザー降りの雨が降っている予想で、降り方によっては交通機関への影響があるかもしれません。

火曜日午後は東海~関東でザーザー降りか

火曜日午後3時の雨雲予想(ウェザーマップ)
火曜日午後3時の雨雲予想(ウェザーマップ)

その後、さらに雨雲は東へ進み、火曜日の昼過ぎ~夕方にかけて、東海や関東でも雨脚が強まる予想です。

ダムの貯水量が極端に落ち込んでいる愛知県の宇連ダム周辺でも、計算上は総雨量が100ミリ近くに達する予想で、計算通りならばかなりの恵みの雨が降ることになります。

しかし雨雲が極端に発達すれば土砂災害や低地の浸水など、災害をもたらすような大雨となる恐れがありますので、雨の降り方には十分な警戒を要します。

東京など関東では、火曜日の帰宅時間に雨がピークとなる計算です。

恵みの雨と災害をもたらす雨は表裏一体の関係にありますので、今後、気象庁から発表される可能性のある大雨情報にも注意をして下さい。