東地区の頂上決戦
現地時間11日、今季の東地区で首位を走るボストン・セルティックスと、4ゲーム差でそれを追う2位のミルウォーキー・バックスの直接対決が行われた。共にグリーンをチームカラーとしたライバルのぶつかり合いだ。
年が明けてからのバックスは1勝4敗と、何かが狂っていた。一方のセルティックスは、前日のゲームでミネソタ・ティンバーウルブズを延長戦で振り切り、4ゲーム差をつけていた。
しかし、この日のセルティックスがTipOffの時点で疲弊しているのは明らかだった。まったくリズムが掴めない。エースのジェイソン・テイタムはスターターとして登場したものの、15分45秒のプレーで7得点。いつもの元気がなかった。
第1Q残り2分14秒でボストンのオシェイ・ブリセットがダンクを決めて8点差に詰め寄った後、セルティックスは6分半以上も得点できなかった。試合開始から17本の3ポイントを放って、成功は1本のみ。最終的には35分の9で、成功率は25.7パーセント、シュート全体でも91分の34で37.4パーセント。
後半はスターター全員を休ませるも焼け石に水。今季、最多失点の102-135で敗れた。
一方、デイミアン・リラードの3Pで口火を切ったバックスは、最終Qでスターター全員を温存しながら、勝利した。
AP通信は「ミルウォーキー・バックスは低迷を脱し、今季最も圧倒的なパフォーマンスを見せた」と報じた。
ヤニス・アデトクンボは、言った。
「ボストン・セルティックス戦だけでなく、2日間休みがあるかどうかってことでもなく、良いプレーができなかった時でも、今日の勢いを維持しなければ。たとえ個々がコンディションを落としていても、(今夜と)同じ緊張感、同じ集中力、同じエネルギーを持って試合に臨むことが肝心だ」
この勝利でバックスは、上り調子となるかもしれない。しかし、首位のセルティックスが試合前から疲れ切っていたことも確かである。一日休養したセルティックスの今日の相手は、西地区9位のヒューストン・ロケッツだ。同じ過ちは繰り返さないであろう。
バックスは、どこまで追い上げられるか。熱い戦いがまだまだ続く。