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フロイド・メイウェザー・ジュニアがギャングの孫と対戦⁈

林壮一ノンフィクションライター
(写真:ロイター/アフロ)

 フロイド・メイウェザー・ジュニアが6月11日(日)に、またエキシビションのリングに上がる。フロリダ州サンライズのFLAライブアリーナで開催される音楽ライブなどを含むイベントの一環として、エキシビションが組まれた。

 今回の"相手"はプロ格闘家のジョン・ゴッティ3世。何でも米国では相当有名なギャングである、ジョン・ゴッティの孫というふれこみだ。

写真:REX/アフロ

 ニューヨーク州オイスターベイを本拠地とするゴッティ3世は、2017年にMMAのキャリアをスタートさせ、5勝1敗。そして2022年10月、正式にプロボクサーに転向し、デビュー戦では判定勝ちを収めた。今年の1月には初回KO勝ちを収めている。

写真:ロイター/アフロ

 メイウェザーvs.ゴッティ3世のエキシビションに加え、著名アーティストであるオズーナのパフォーマンスも予定されている。オズーナは2018年にDJスネーク、カーディ・B、セレーナ・ゴメスとコラボした「Taki Taki」がヒットしたほか、複数のラテングラミー賞やビルボード・ミュージック賞に輝いた。

 同イベントのチケットは米国時間5月5日に発売された。

写真:ロイター/アフロ

 メイウェザーは語った。

 「6月11日の日曜日は、スポーツとエンターテインメントの世界で、これまでに見たことのない素晴らしいイベントとなる筈だ。一流の音楽パフォーマンスとリング上での最高級のスキルを融合させるんだ。俺は南フロリダのファンを愛している。そして、我々がお届けする特上のイベントに心から満足して頂けるだろう」

写真:ロイター/アフロ

 ゴッティ3世も言った。

 「私はフロイドに憧れて育ったので、彼と対戦する機会を得られて光栄です。彼は史上最高のボクサーの一人であり、私がファイトを始めた理由でもあります。しかし、6月11日、私は彼を倒すつもりです」

 さて、どんな一夜となるか。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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