デビュー以来20連勝を飾ったWBAスーパーライト級1位
WBAスーパーライト級1位にランクされるアルベルト・プエジョが、デビュー以来20連勝(10KO)を飾った。
ドミニカ人であるプエジョが、米国でファイトするのは今回が初めてだった。プエジョは温暖なラスベガスでキャンプを張り、極寒のミネソタ州ミネアポリスに乗り込んだ。
ミネアポリスとは、対戦相手であるヴェシャウン・オーウェンの故郷であった。
サウスポーのプエジョはファーストラウンドにワンツーをぶち込み、オーウェンをぐらつかせる。2回には、地元の大声援を受けるオーウェンが右目の上をカットし、優位に立った。
WBAスーパーライト級のトップコンテンダーは、視界を奪われた13勝(12KO)2敗のオーウェンを正確さで凌駕する。繰り出したパンチの39%をヒットし、オーウェンの16%を上回った。
100-90、99-91、98-92のスコアで3-0の判定勝ちを収めたプエジョは言った。
「私の策は、賢く戦うことに尽きます。いかなる動きで作戦を遂行するかということも、理解しています。オーウェンが真正面からの打ち合いを望みましたから、立ち位置を調整しました」
敗者は試合後、次のようにコメントした。
「自分のリズムで戦えなかった。タイミングをずらされてしまった。何が原因かは分からない。何発かはこちらのパンチもヒットしたが十分じゃなかったな。
彼は、物凄く速くもないし、パワフルでもない。が、俺の予想以上に鋭かった。脱帽だよ。言い訳はしない。自分より格上だった」
世界タイトル挑戦を睨むプエジョは付け加えた。
「どの団体でもかまいません。スーパーライト級王者に挑戦したい。今こそ、その時が来ました」
2022年、プエジョには世界タイトルマッチが決まるだろうか?