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9月26日、WBA/IBF/WBCスーパーウエルター級統一戦決定。WBC王者のコメント

林壮一ノンフィクションライター
Photo:SHOWTIME

 2019年12月21日、トニー・ハリソンにリベンジを果たして1年ぶりにWBCスーパーウエルター級王座を奪還したジャーメル・チャーロ(33勝17KO1敗)。https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20191224-00155932/

 来る9月26日に、WBA/IBF同級チャンピオンのジェイソン・ロサリオ(20勝14KO1敗1分け)との統一戦を迎える。

 ジャーメル・チャーロも次戦に向けて発言した。

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 ようやく決まった統一戦だ。兄と同じ日の試合だし本当に嬉しく思う。俺たち兄弟が、PPVのスターになる日だな。

 長くボクシングをやって来たけれど、自分の夢は複数のベルトを束ねることだ。俺の勝利、予想できるだろう? ノックアウトで相手を圧倒してやるぜ。

 9月26日以降、俺たち兄弟はボクシング界の象徴となるだろう。パウンド・フォー・パウンドにも名が挙がるようになるさ。その為に、どうすべきかを俺たちは理解している。

 良い休息ってのはファイターにとって重要なんだ。俺と兄はそれを弁え、内容のあるトレーニングを重ねていいコンディションを保っている。今も、素晴らしい状態にある。9月26日に向けて、集中しているよ。

 ロサリオは2本の腕と2本の脚、そして戦うハートは持っているけれど"その他大勢"というファイターさ。ヤツを破壊してみせる。

 俺の仕事はヤツの持つタイトルを奪う事。ロサリオは俺のパンチに耐えられるかな? とにかくKOを狙っていくぜ。

Photo:SHOWTIME  日本から取り寄せたMIZUNOのリングシューズを愛用するジャーメル・チャーロ
Photo:SHOWTIME 日本から取り寄せたMIZUNOのリングシューズを愛用するジャーメル・チャーロ

 チャーロ兄弟が同じ興行に出場するのは、2018年12月22日以来である。この時、弟のジャーメルはトニー・ハリソンに判定負けし、タイトルを失った。彼にとってプロ生活唯一の黒星を喫したのだ。一方、兄は無事にWBCミドル級タイトルを防衛している。

 果たして今回は、兄弟揃って勝者としてリングを降りられるか。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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