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パッキャオの68戦目はUAEで?

林壮一ノンフィクションライター
Twitterでファンに次戦の相手を問いかけたPacman(写真:ロイター/アフロ)

ドナルド・トランプ大統領はTwitter愛好家だが、マニー・パッキャオも、「次の対戦相手は誰がいい?」とTwitterで呼びかけた。

候補は4名。アミア・カーン(英)、ケル・ブルック(英)、テレンス・クロフォード(米)ジェフ・ホーン(豪)。

「次のファイトはUAEにて。そこで会おう!」とも書いている。

68戦目はUAEでのファイトとなるか----。メキシコのLegendsたちを相手にしていた頃とはスタイルが変わったが、闘争本能は健在だ。UAEでもビジネスを広げていく可能性大である。

オープニングベルから、試合終了まで必ずKOを狙って獲物を追うPANMANの姿は、ファンの心を掴む。そのスタイルを貫けなくなった時、彼はリングを去るのだろう。

しかし38歳といえば、モハメド・アリがラリー・ホームズに滅多打ちされた年齢でもある。この時のダメージが、パーキンソン病に繋がったと主張する人もいる。ホームズは若手時代にアリのスパーリングパートナーを務め、キャリアを磨いた男だ。

PACMANも何度か「引退」を口にしているが、衰えといかに向き合っていくのかに注目だ。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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