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パッキャオ、次戦は11月5日

林壮一ノンフィクションライター
37歳のPacmanはどんな試合を見せるか?(写真:ロイター/アフロ)

マニー・パッキャオの試合が内定した。11月5日、ネヴァダ州ラスベガス。当地で最も大きなハコであるThomas & Mac Centerが会場との話もある。対戦相手は、Terence Crawfordが濃厚だとか。

エリック・モラレスとの第2戦、3戦の会場はThomas & Mac Centerだった。2万人弱の会場がフルハウス。あちらこちらで、フィリピンとメキシコの国旗が揺れ、物凄い熱気だったのを覚えている。

非常に美しいファイトだった。

2006年のことだから、もう10年も昔の話になる。

強いからこそ、選手寿命が長い訳だが、次戦でPacは何を見せるのか? ニックネームであるゲームのPacmanのように、相手を食いちぎるような前進を見せるのか? 見せられるのか? 37歳という年齢とどう向き合っているのか?

試合開始から終了まで、常にKOを狙い続けて来たあのスタイルこそが、アメリカでの成功をPacに齎した。

今、彼は自身の衰えを少なからず感じているであろう。そんななかで、どういった闘いを見せるかに注目したい。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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